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イマドキ女子の幸せとは、5mmテンションが上がるくらいの小さな変化を毎日起こすこと

若い子は何を考えているのか、という声と

若い子は減っているのにそこを狙うのは効率的にどうなのか、という声は何度も聞いた気がする。

わざわざ人数が少なく、収入の高くない若年層を狙うなら、30-40代のお金を持ってる主婦や共働きを狙えばいいと考えがちだが、いま若年層をきちんと攻略しておかないと、どんどん価値観の多様化が加速し、取り組んだ時には手遅れの状態になりかねない。

やはり継続的に、若年層に向き合い、キャッチアップし続けることが大事だ。

若年層から見られる兆しが、その上の世代にも徐々に広がるという考えで、若者から世の中の兆しを発見していく。

最近、若者をヒアリングして気になったのが、彼女たちの幸せの基準が低くなっていること。

そしてその回数が増えていることだ。

もちろん、大きな幸せだって欲しいのは変わらないが、小さな幸せを毎日欲しい。

小さな幸せに囲まれて過ごしたい、という気持ちがより強くなっている。

例えば、化粧品について、こんな使い方をしている。

街で買い物していたときに、複数色入ったアイシャドーが気になって買ってしまった。

その中に、一色キラキラしたカラーが含まれていたのが、ひかれたきっかけだったりする。

そのキラキラを毎日使うわけではないが、たまにキラキラを使ってメイクして出かけたりする。

それは、彼氏とのデートだからというのではなく、毎日の自分に少しだけ変化を起こしたいという気持ちからだ。

小さな変化が、ちょっとだけ自分のテンションをあげてくれ、その変化が幸せに感じる。

モテではなく、対自分への変化の方が大きい。

5mmテンションが上がるくらいの小さな変化でいい。

という表現をしていた。

その背景を聞くと、東日本大震災の影響が大きいようだ。

自分の幸せが確実ではないこと。

簡単にその幸せが消えてしまうことがあり得ること。

幸せの確実性が失われてしまった時代によって、一日一日を大切に生きようという価値観を強くしていったのだ。

更に、こんなことも言っていた。

羽目を外す許容範囲が広がった

何かあって一日一日を後悔する可能性があるなら、今まで抑えていたストッパーを外して、少しだけ前よりもアクティブになったということだ。

人によっては、より一日を大切に生きたいため、健康、ボタニカルな方に行く人もいるだろうし、遊びのアクティブ度が増した人もいると思われる。

震災がもたらした影響ってかなり大きかったと感じる。

若者やその上の世代も、買い物や普段の行動が変わりつつある。

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Profile

 

千田 智治
Tomoharu Senda

 

広告会社 勤務
ストプラ・デジタル

 

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