Business

ここまで来た!リアルにも侵食するサブスクリプションモデル

ZOZOおまかせ定期便やAmazon Prime Wardrobeの登場、オイシックスのらでぃっしゅぼーや買収などサブスクリプション型サービスの動向が激しい。

モノは所有から体験するものにビジネスシフトさせ、特定の期間に対価を支払うサブスクリプションモデルがデジタルを中心に広がってきた。

 

Spotifyやメチャカリ、My Little Boxなど、定額いくらか支払えば自由に使えたり、決まった間隔でモノが届いたりする。

自分も見渡せば、Amazonプライム、dマガジン、レンタルサイクル(東京で走る赤色の自転車)、浄水器、子どものベネッセチャレンジなど、サブスクリプションモデルのサービスを気付けばいくつか使っている。

 

複数回利用するモノ、とくにエンタメ関連のコンテンツ利用に定額というスタイルは、費用を抑えられた感があり安心する。

また、定期的に購入するモノには、注文の手間を省いてくれ利便性を感じる。

 

ここ最近、勢いがあるのはデジタルでのサブスクリプション型サービスだが、リアルでも既存のビジネスをサブスクリプション型にシフトしたり拡張したサービスが増えてきている。

 

29ON
完全予約制の焼かない焼肉屋。

年会費2万円が必要で、料理のコース代は別途支払う必要がある。

クラウドファンディングで会員を集めていたのも有り、オープン前からかなり話題になっていた。

 

 

COFFEE MAFIA

定額制のコーヒースタンド。

月額3,000円で、1来店につきラージサイズのコーヒーを1杯頼める。

夜はビールやハイボール、ローストビーフを提供するなど、バールのようなお店だ。

 

 

Alpha Beta Coffee Club
Google出身者が展開する会員制のカフェ。

月額7,500円でコーヒーが飲み放題。

コーヒーが無料になるだけでなく、コミュニティイベントに無料で参加できる特典、コーヒー1杯無料など特典が多い。

 

 

Provision
六本木にある定額制のワインレストラン。

月額15,000円でメニュー全品を注文できる。

月に何度来店しても、好きなだけ飲食しても料金は変わらない。

 

 

HIDEOUT CLUB
ウィスキーBarの定額サービス。

月額1,500円で一日一杯無料で飲める。

渋谷・新宿エリアの数十店舗のバーで利用できる。

 

FREE LUNCH

定額のランチサービス。

月額500円(税別)でランチが毎日無料。(安すぎるけど大丈夫か?)
クラウドファンディングのキャンプファイヤーで現在資金調達中。

 

 

野郎ラーメン生活

定額でラーメンが食べ放題。

月額8,600円で豚骨野郎、汁無し野郎、味噌野郎の中からひとつを1日1杯選べれる。

毎日通っているような野郎系好きなラーメンファンはたまらないサービス。

 

 

おかん
お惣菜の定額お届けサービス。

月額3,980円で月10個の惣菜を自宅に届けてくれる。

すべて手作りで、約1ヶ月の冷蔵保存が可能。

 

 

Reduce GO
余剰食品を削減する定額サービス。

月額1,980円で一日2回注文が可能。

食品ロスを減らしたい飲食店と、タイムセールの食品を安く買いたい生活者のマッチングサービス。

 

 

しろふわ便
定額の宅配洗濯代行サービス。

月額8,800円でTシャツ60-70枚程入る35L袋が貰え、洗濯、シワ伸ばしまで実施して翌日配送してくれる。

共働き世帯の増加で、洗濯代行はニーズが増えている。

 

 

NORERU

定額の車乗り換え放題サービス。

月額19,800円から自動車をレンタルでき、何度乗り換えても良い。

90日で乗り換えれるため、夏はBMW、冬はポルシェみたいなことも可能。

 

 

Casie
定額の絵画レンタルサービス。

オフィスや自宅に飾る絵画を月額5,300円でレンタルできる。

3か月に一回のペースで絵画の交換ができる。

 

 

ストレッチアップ
定額のストレッチ専門店。

月額12,000円/40分で通いたい放題。

およそ東京で整体にいくと60分6,0000円なので、かなりお得なサービスだ。

 

 

MEZON
一流サロンを定額で利用できるサービス。

SILVER PLANの場合、月額9,800円で2回美容室に行ける。

カットやカラーではなく、シャンプー・ブロー、トリートメントなどのサブメニューに特化したサービス。

 

 

Movie PASS
定額で映画見放題のサービス。

まだ海外での展開のみだが、月額7.95ドルで1日1本まで映画を見ることができる。

HuluやNetflixを考えると日本でもニーズは多そうだ。

 

 

JTBジェロンタクシー
高齢者のタクシー乗り放題定額サービス。

1-3月に北九州で高齢者向けタクシー定期券サービスを実施。

なお、高齢者だけでない、一般のタクシー定期券は19年度以降に国交省が導入を予定している。

 

 

TSUTAYAプレミアム
定額でDVD借り放題サービス。

月額1,000円で新作・準新作を除くDVD/Blu-rayが返却期限や延長料金なしで借り放題。

TSUTAYAの業績が苦戦しているのも有り、デジタルと同様のビジネスモデルに切り替えた様子。

 

 

NEON
定額のナイトクラブ通い放題サービス。

定額3,900円で都内のナイトクラブが行き放題。

加盟店は16店舗あり、1ヶ月での回数制限や、1日での制限はない。

 

 

sonar-u
定額制ライブ行き放題サービス。

月額1,600円で何度でもライブに行くことが可能。

CDが売れない中で、LIVEに特化した音楽サービス。

 

これ以外にも、リアルで実施されているサブスクリプションモデルのサービスはまだ沢山あるのだが、今後も多くのジャンルで拡大していきそうだ。

 

個人的には飲食関連の定額制がもっと拡大してほしい。

wifi完備のカフェで仕事をするときも助かるし、フラっと気軽にBarに立ち寄る機会が増えると嬉しいな。

関連記事

  1. AIは広告会社にとって敵か
  2. 内定式
  3. 大人になると、友達が減る
  4. 雑誌を読まない若者が増えると何が起こるのか
  5. 19年は共働き世帯向けのサービスがより本格的に加速する
  6. エクスペリエンスで再生
  7. 広告っぽくない伝え方 進化するプロダクトプレイスメント
  8. 課題設定で差がつく

Profile

 

千田 智治
Tomoharu Senda

 

広告会社 勤務
ストプラ・デジタル

 

三児のパパ

My Social Media Account

  1. Facebook
  2. Instagram
  3. Twitter
  4. Booklog
  5. RSS

最新記事

PAGE TOP