人に狙いを伝えるのが難しいと感じた話。
過去、大人数を動かすプロジェクトがあった。
体制としては、自分が統括、その下に中間の集約係、更にその下に現場、という三層構造。
三層目の現場が混乱しないように、プロジェクトの狙いと共に、現場のタスクを明確化して統括(自分)からトップダウンした。
ところが、ある現場から不満の声があがってきた。
手段が目的化している!タスクの意味が分からない!とりあえずこなせばいいんだな!と。
よくよく話を聞くと、狙いがすっぽ抜けて、三層目の現場にタスクだけが落ちていることがわかった。
統括(自分)から、中間の集約係に狙いとタスクをかなり丁寧に伝えても、中間の集約係から三層目の現場にいくにつれ、狙いが抜けて、タスクだけが伝書鳩されることがあることを学ぶ。
ふと、一歩引いて、同じようなことが散見されることに気づく。
会社の上層部で決まったことが、中間管理職を通じて、現場(自分)に落ちてくる際、なんでこれをやらないといけないんだろう?と疑問に思うことが、これまで度々あった。
同じ構造。
上層部は、狙いと共にタスクを落としているはずだけど、現場に落ちるにつれて、狙いが伝わらず、現場の混乱をよぶことがあると。
人に狙い・思いを伝えるのは、とても難しい。