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生成AIを活用したマーケティングで議論が必要なテーマ

生成AIを活用したマーケティング領域の動向は、最近とっても活発。

 

バナーやコピーを大量生成するといった、クリエーティブ領域の活用はすでに進んでいるが、戦略設計もAIマーケティング化の流れが来て、更にその上流の、経営戦略も生成AIを活用する、というところまできている。

 

企業が世の中に発信している各種情報を生成AIで学習させ、競合他社と戦うための指針を出力させ、それをたたき台として人間が強い指針に仕上げる。

 

すべての企業で生成AIの活用やPoCが進み、より効率的に作業を圧縮し、短期間でマーケティング活動に繋げていく流れは今後も活性化する。

 

事業会社を除き、広告会社、コンサル、プラットフォーマー側で議論が必要なテーマは、生成AIを活用することでの価値の出し方と、儲け方。

 

生成AIは賢いので、それらしいプロンプトを打ち込めば、それらしい回答はでてくる中で、そこにどれだけ独自の価値を加えられるかが、直近議論すべき大きなテーマになる。

 

儲け方も議論が必要。

 

例えば、絵コンテを生成AIで作った、大量のバナーを生成AIで作った、音声素材を生成AIで作った、となったとき、工数でFEEを頂く契約をしている場合、一か月かかる工数が一週間に圧縮することで、FEEが大幅に減る、ということが発生しうる。

 

戦略レイヤーも同様。

 

これまでなら、定性・定量調査等で沢山の時間を要し、積み上げ型のアプローチでターゲット規定をしていた中で、生成AIを活用して、様々な切り口でターゲット像を出力し、そこから狙いたいターゲットを規定するということをした場合、ターゲット規定の工数も大幅に削減される。

 

これは、工数が減ったと捉えるのか、知見をもとに短期間で確度の高い案を出せた付加価値と捉えるか。

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Profile

 

千田 智治
Tomoharu Senda

 

広告会社 勤務
ストプラ・デジタル

 

三児のパパ

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