新年あけましておめでとうございます。
多忙になるとBlogの更新が滞るが、谷もなくずっと山が続くこと数か月。
気づけば、また新しい年を迎えていた。
やばい。
昨年末、会社の新しい働き方促進で、200名以上の方が会社を卒業された。
対象はミドル社員で、退職後、会社を離れて個人事業主となり、会社が出資する合同会社と業務委託契約を結ぶというもの。
会社とは繋がり続けながら、起業というチャレンジができる仕組み。
優秀と評判だったプランナーやクリエーター、営業など、うちの会社の主要な人がごっそりといなくなってしまった。
本当に優秀で憧れてたあの人やこの人も。
大きな新陳代謝が年末に起きてしまった。
それによって、出番の少なかった年次の下の人間にはチャンスが今以上に増えるという見方もあるけど。
心がぽっかり。
昨年の春にはコロナは終息すると思いきや、未だ落ち着かず、非常事態宣言が再度発出されるほど。
オリンピックの開催もいよいよ怪しくなってきた。
こんな時期だからこそ、最近聴く音楽も明るい曲ばかり自然と選んでいるし、誰かを妬んだり恨んだりするニュースは避けるようにしている。
なんかもう、これ以上、ネガティブな情報に触れたくない。
紅白で嵐が「明けない夜はない」と言ったとき、もの凄く心に刺さったのもそのせいか。
まだ、先は見えないけど、前に進まないとな。
昨年、いいなと思った言葉「ポリバレント」。
年次が上がると、「スペシャリスト」か「ジェネラリスト」かの道を選ぶようになるけど、正直どっちも選びたくなかった。
「スペシャリスト」になって、何かの分野に特化し、その仕事ばかりこなすのは、飽きっぽい自分の性格に合ってなさそうな気がしていた。
また、「ジェネラリスト」になって、色々な領域を薄く広くわかるけど、深くはわからないのも、強みが無さそうな感じがして違う気がしていた。
「ポリバレント」は、シンプルにまとめると、「様々な領域でスペシャリストな人材」という意味。
もともとは、化学において「多価」を意味する言葉からきているが、サッカーでオシム監督や西野監督が使用したことで注目を浴びた言葉。
「複数のポジションをこなす」「多くの種類の力を持つ」「複数の価値を持つ」というもの。
いまは市場の変化が激しく、更にコロナでこれまでのやり方もうまくいかなくなっている中で、色々な領域で明るくならないといけない。
ダーウィンの名言「この世に生き残る生き物は、最も力の強いものか。そうではない。最も頭のいいものか。そうでもない。それは、変化に対応できる生き物だ」という言葉に行きつく。
変化に対応しつつ、一つひとつの領域でスペシャリストになるだけの努力を積み重ねれば、いつかポリバレントになれるのかもしれない。