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ワカモノはプレッシャーを極端に嫌う

コロナの感染防止のために、コンビニおでんは小分けでの販売に切り替えているが、そんなコンビニおでんも、この5年で売上が半減しており、10-20代の購入率が減っている

 

30-50代ではなく、単身の多い10-20代がコンビニおでんを買わなくなった理由は何か。

 

タイトルの、プレッシャーを極端に嫌うというのが原因。

 

買わなくなった理由を調査すると、味が美味しくない、金額が高いというものではなく、注文したときにレジで後ろに待っている人からのプレッシャーが嫌というのが主な原因らしい。

 

新しい世代の価値観は、ゆっくりとだが、でも10年単位でみると、全く異なる価値観に変わってきている。

 

会社における帰属意識は我々世代に比べて圧倒的に低く、入社した会社にずっとい続けるというのも本当になくなっていて、いい機会が他にあればスッと転職してしまう。

 

そんな自分も下の子を教育する立場になることが増えてきているのだが、びっくりする後輩も増えているのも事実。

 

入社して数か月でTシャツに金のネックレスで出社してくる奴もいたり(男性ね)、与えられた仕事が全然終わってない中で「定時なんで」とバイト感覚で帰っていく奴もいたり。

 

与えられた仕事を期日までにやってくれれば定時で帰るには全然いいのだけど、用事があるので残りの仕事引き取ってくれますかとか一言いえよと。

 

性格なのか、年代における価値観の違いなのか毎度頭を悩ます。

 

ガツンと言えない自分の性格も悪いんだけど。

 

教育していく中で、自分と凄い「合う子」と「合わない子」が明確に分かれるのも最近気づいてきた。

 

 

「柔らかさ」「前のめり」「自走」の要素を持ち得ている子とは本当に馬が合う。

 

 

「柔らかさ」は、謙虚だったり、柔軟性のことなんだけど。

 

自分に自信がある子ほど、自分のやり方に固執して他の意見を取り入れない。

 

謙虚に周りの声を聞いて、自分のやり方を変えてでも柔軟に取り入れてほしい。

 

成長が早い子と遅い子は、この柔らかさがあるかの違いが一番大きいんだよな。

 

 

「前のめり」は、本人の気質によるところが正直ある。

 

新しいことを積極的に取り入れながら、前に前に進もうとする子は成長著しい。

 

言われるまで連絡もよこさず受け身の子は、こちらも忙しい中で育成する気がなくなってしまい、ついほったらかしになってしまうことも。

 

平均点が70点だったとして、75点をどの仕事でもコンスタントにとれるのが効率的で賢い仕事のやり方かもしれないけど、若いうちは目の前の仕事を全て120点取る気概でこなさないと成長できないよと。

 

先輩らも毎日努力している中で、早いうちに要領こいて手を抜くこと覚えていたら、いつ先輩たちを抜かせるのか

 

資料をみれば、どれだけ考えてきたかはすぐわかる。

 

与えた仕事に対して、「お!頑張って沢山考えてきたな!」と思えるくらい頭ちぎれるくらい考えてぶつけてほしい

 

どちらかというと、全然間違っててもいいから、努力する姿勢があるかが大事だったりする。

 

 

「自走」は、勇気ということにも近い。

 

毎回毎回先輩の顔色伺って、先輩に資料を確認してもらって…、と先輩がクライアント化しているフローも良くない。

 

その先輩が間違った人だったら、頑張って作った資料も無駄に終わる可能性が高い。

 

後輩であっても、クライアントをみて、自分で考え、自分で回していく。

 

間違っていた時だけ、後ろで先輩が指摘をして軌道修正をする、という進め方の方が、後輩も責任感を持って自分ごと化しながら仕事を習得できる。

 

自分で考え、自分で意思決定することは勇気がいる。

 

それでも、先輩たちは日々、沢山の意思決定を勇気を持って行っている。

 

自分ごと化し、クライアントのために全力で考える。

 

 

古臭い人間かもしれないけど、それが備わっていない、もしくは備えようとする気のない後輩とは上手くいったためしがない

 

ワカモノの中でプレッシャーに弱い人が増えているが、全員がそうではないと思うし、その中でも輝く人は毎年いるわけで、いい人を採用することが早いのかなぁなんて思ったりもする。

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Profile

 

千田 智治
Tomoharu Senda

 

広告会社 勤務
ストプラ・デジタル

 

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