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睡眠不足の日本人にミートしたYakult1000

日本人の平均睡眠時間は7時間22分。

 

OECD加盟国全体での平均は8時間24分だが、日本は最も睡眠時間が短い。

 

コロナで、通勤が不要になった中、可処分時間が増えた。

 

可処分時間が増えたことで、他国は睡眠時間が伸びたが、日本はほとんど睡眠時間が伸びていない。

 

結局、睡眠不足でも、いざ時間ができたら、これまでできなかった自分の時間を作ったり(Netflixとか)、家族との時間を増やすことに充てて、自分の睡眠時間は後回し、という状況。

 

慢性的に、睡眠時間が少ない国。

 

一方で、沢山寝たい(量)とか、深い眠りにつきたい(質)と、睡眠の改善ニーズは、他国に比べて高いのかも。

 

Yakult1000のブレイクはすごかった。

 

どこにいっても品切れで、この店や自販機で買えたと、SNSで話題に。

 

機能性飲料って、薬機法の関係でアレコレ言えないけど、もう生活者が勝手に言ってくれる状態まで持っていけたら勝ちの状態。

 

ヤクルト側は決して言えないけど、「ぐっすり眠れるので悪夢をみるほど」という噂も、SNSでバズった。

 

この状況をPRの力で作りたいと多くの企業やブランド担当者は考えるけど、Yakult1000は、発売当時、ヤクルトレディの地道な草の根活動を続けていたのを忘れてはいけないよね。

 

一週間分の7本をセットで販売することで継続性を高めたり、CMWEB動画で伝えられない機能をヤクルトレディのトークで補強したり。

 

その下地があったことで、マツコ・デラックスが「眠りが改善した」とメディアで発する着火剤に繋がり、人気に火がついた。

 

一夜にしてヒットしたものではないので、下地の部分も検討しないと。

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Profile

 

千田 智治
Tomoharu Senda

 

広告会社 勤務
ストプラ・デジタル

 

三児のパパ

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