仕事で高いパフォーマンスを発揮しつづけるにはどうしたらいいか、という話。
MLBのロサンゼルス・エンゼルスの菊池雄星の「野球はいきなり上手くなる」という動画で説明している考え方が好き。
「野球って、徐々に上手くなるんじゃなくて、いきなり上手くなると思うんですね。
きっかけを掴む瞬間があるんですね。
あ、これだ!っていう、きっかけを掴むために練習するんですよ。
きっかけに出会うチャンスというのは、練習量が多いほうがチャンスが増えるわけですよ。
100回素振りして疲れる選手よりも、1000回しても疲れないという選手の方が、きっかけを掴むチャンスが増えるわけです。
だから、結局は練習量が大事なんです。
量が大事なんだって思ってる選手よりも、きっかけを掴むために1000本振ってる選手の方が、絶対きっかけを掴むチャンスが増えるじゃないですか。
量はもちろん大事なんですが、量をこなせば上手くなるっていう選手よりも、きっかけを掴むために、量をこなすっていう人の方が絶対伸びると思います。
例えば、有名な話で、
イチローさんが、オリックス3年目に、セカンドゴロを打ち、「これだ!」って掴んだ。
そこから200本安打を打った、という有名な話がありますけど、まさにそういう「これだ!」っていう瞬間に出会うために練習があるんじゃないかなと思います。
春の甲子園の前の日に、シャドーピッチングしてたんですね。
それまではめちゃくちゃ調子悪くて、打たれまくってたんですよ、練習試合も。
このまま甲子園開幕したらやばいな俺たちって話してたんですね。
前の日にシャドーピッチングしたら、「あれ?これかもしれない」と思って。
なんかこの感覚だって思って、次の日に、自己最速の152km/hを投げて。
その前の日までは、142km/hがマックスだったんですよ、その年。
で、10km/hあがったんですね。
能力があがったというよりも、152km/h投げる能力はあったはずなのに、感覚がなかったわけですよ。
1日にして、パンって上がるんだっていう経験を、もちろん何度かそういうプロに入ってからもありましたけれど、その瞬間に、きっかけに出会うためにコツコツ練習するんだって思ったんですよ。」
この話、
すごい腹落ちする話で、正直この動画何度も見返したほど。
仕事もそうなんだよなと。
ベースラインはもちろん、人一倍の努力が必要。
打席に立つ回数が多ければヒットの数も増える。
それは不変の法則。
その中で、これだ!、という何か掴むものをみつけられるかが大事。
スキルが伸びるというよりも、コツを掴む、という感覚に近い。
普段プレゼンがうまくできなかったり、クライアントと議論がうまくできないことがあっても、ある時、急に「これだ!」という、コツを掴む瞬間がある。
企画書がうまくかけない時期があっても、急に「こうしたらいいんだ!」と掴む瞬間がくる。
アイデア発想が苦手であっても、急に「この思考法ってやってみると、いい感じの手ごたえが得られる!」と掴む瞬間がくる。
そのコツをきちんと押さえると、どのカテゴリーでも同様のパフォーマンスが出せることにも気づく。
ある特定のシーンやタイミングを通じて、急にパンっと掴む瞬間がくる。
そして、そのコツは、他の人でも再現できそうな側面を持ちつつ、その人にしか当てはまらない側面もある。
その人のパーソナリティがかけ合わさってこのコツがうまくハマり、自身のパフォーマンスを最大限発揮させる強いトルクとなる。
このご時世、「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」っていうと(働けとは言っていない…)
炎上する世知辛い世の中になったが、コツを掴むほどやりきらず、パフォーマンスが発揮しづらいレイヤーに居続ける方がつらいのではとも思ってしまう。




















