最近、後輩と会話する中で、自分PDCAの必要性を改めて感じた。
広告会社のマーケは本当に毎日時間に追われており、どのマーケも綱渡りの毎日。
時間に追われ、ギリギリまで思考フル回転で、なんとか打ち合わせの前までに資料化してプレゼンというのは日常だ。
その中でも、うまくいったこと、いっていないことを全てのプロジェクトで振り返っているか、ということを後輩と話していた。
同じような資料でも、すんなり通るクライアントもいれば、こてんぱんに否定されてしまうクライアントもいる。
どうして同じような資料なのにうまくいときと、いかないときがあるのか、振り返っているのか。
それは提案内容が悪かったのか、プレゼンの仕方がわるかったのか、クライアント側の興味関心がずれていたのか。
うまくいったときは何がワークしたのか、うまくいかなかったときはどういうとき原因が考えられるか。
一つひとつ、大変だけど、振り返っているのか、ということを後輩に指導していて、忙しいから振り返ってない人は成長はないなということを会話した。
全ては、自分PDCAなんだよな。
うまくいったときのやり方は、他のクライアントや提案でもうまくいく可能性が高い。
うまくいっていないときは、二度とその失敗を生まないように改善しなければならない。
うちの広告会社で良くないところが、競合で現れている。
某競合で、扱いは数十億とかなり大きな競合。
その競合でうちは敗退した。
そこでこっそり社内のツテで、うちが負けたときの企画書を入手し、見せてもらった。
正直、「こんな提案では負けるわ」というのが内心だった。
でも、社内に報告されているのは「うちのマージンが高いので金額で負けた」という金額やその金額を出した他部署への責任転換だった。
この提案書を他のプランナーと一緒に読んで会話したときも「こんなひどい提案では負けるよね」と。
この感じ、実はうちの会社でよくある。
明らかにクリエーティブで負けたときも、営業はクリエーティブに対して「戦略の部分が上手く伝わらず」とか「値引きの部分で協議があり」みたいな本質をきちんとフィードバックせず、誰も傷つけない終わり方をする。
これじゃ誰も成長しないよと。
自分も某競合で負けたあと、幸いクライアントのキーマンと会食する機会があり、何故負けたのかを直接フィードバックしてもらったときに、営業から受けたフィードバックと全然異なっていた。
「競合代理店は役員まで総出で本気度を見せていたよ」
「御社は現場の営業と1案しか出さず、うちみたいな数億円の規模のクライアントには手を抜いて、本気ではないことが伝わりました。」と。
マーケからしたらものすごいショック。
たとえその扱いが数十万円だろうと、数十億だろうと、思考量や戦略構築への思いや時間のかけ方は同じなんだよな。
手を抜いた案件なんて一度もないよ。
全力でその難題を解きに行くし、余力無く、全てが全力。
でも、敗因の「おたくら本気出してくれないじゃん」はそうとう応えた。。
それが伝わっていないプレゼンの仕方も反省点、その過程を見せられていない資料も反省点、営業やクリエーティブも巻き込んでうちの本気感を出す見せ方をできなかったのも反省点。
本音のフィードバックは、それを改善するための学びに変わる。
自分PDCA。
競合に負けるたびに、きちんとフィードバックしない営業はマジで考え直してほしい。
傷つけないように配慮なんてマジでするな。
成長しない方が恥だわ。
的確なフィードバックを受けても人のせいにするプランナーは考え直せ。
自分のスキル不足。
プロデュース不足のなにものでもない。
反省して改善するしか成長はない。
小さい案件、大きい案件関係なく、日々自分PDCAしているか。
そこで大きな差がでるよ。