流通対策として、エリア別のプロモーションは有効だ。
このエリアの人だけに向けたコミュニケーションをするので、来店者数は増えそうだしアテンションも取れそう、そのため棚取りができないか、という営業支援に繋がる。
生活者から見ても、地元の方言でメッセージが書かれていたり、観光地が使われていると目をひくことがある。
自分ごと化しやすいというメリットもある。
エリア別の施策は、大きなコンセプトでプロモーションを括りつつ、一つひとつエリアごとにプロモーションをカスタマイズするのでめちゃめちゃ大変。
撮影の時は全国色々な所に出張できるので最高に幸せなのだが、その前の作業である設計から交渉は、作業が膨大すぎてだいたい倒れる。
エリア別のプロモーションは各社色々実施しているが、およそ3パターンに分けられる。
「食べ物」「ゆるキャラ」「観光地」だ。
#食べ物
アタックとWalker+「とびはねグルメ 食べたくなったらシェアキャンペーン」
ご当地フード自体がひきのあるコンテンツであり、その時にとびはねそうな食べ物や商品への結び付けがうまい。
出版社と組むというのは、雑誌への掲載もできるので新客へのアプローチが可能だ。
リッツ「日本を、のせてみよー。」
ご当地食材を使ったリッツに合うメニューを提案。
どんな食材にも合うよ、ということをプロモーションを通じて伝えている。
パナソニック「47都道府県 至高の一膳プロジェクト」
米の個性を引き出す炊飯器と、ご当地のお米とかけ合わせたプロモーション。
おかずを絡めたプロモーションは多いが、お米は確かにこれまであまり見かけなかった。
#ゆるキャラ
パナソニック「日本全国 PRIVATE VIERA SHOW!」
CMが94種とか、もう猟奇的。
ゆるキャラをつかった一県ずつの交渉や調整、いったいどれくらい準備にかかったのか想像するだけでも凄い。
十六茶「イキイキ!JAPAN」
ゆるキャラを一堂に会したCMや、ゆるキャラに会えるプロモーションを実施。
観光地の添乗員のようなガッキーが可愛く爽やかに踊る。
#観光地
サントリー「ご当地 ちょっとイイトコ自慢大募集!!」
観光地と共にサントリーの商品を投稿するプロモーション。
いつでもどんなところでもサントリー商品は合いますよ、ということを伝えるためだろう。
ONE PIECE「3億冊突破記念キャンペーン ニッポン縦断!OPJ47クルーズ」
47都道府県の新聞広告に47人のワンピースのキャラが登場。
これはコレクターにとってはかなりヨダレもので、観光地とのコラボも地元民には嬉しいコンテンツだ。