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第三次メタバースブームを広告会社のプランナーはどうみているか

Facebook社がMeta社に社名変更してから、一気にメタバースに関するニュースが増えた。

 

これが三回目のメタバースブームだと思っている。

 

一回目が、セカンドライフ

 

 

うちの会社は、セカンドライフに大きな投資をして、沢山のクライアントを巻き込み、セカンドライフ内で色々なコンテンツを作ったが、思いっきりコケた過去がある。

次にブームがきます!というセールストークで沢山の人が夢を見たが、はかなく散った。

 

二回目が、アメーバピグ

 

 

スマホが出る前に、PCでかわいいキャラクターを動かすメタバースの世界に、毎晩飛び込んで楽しんでいた記憶がある。

スマホがでるころに、アメーバピグもシフトしていたが、スマホ内に有象無象の無償コンテンツが増えて、徐々に下火になっていった

 

そして、三回目が今

 

LGエレクトロニクスは、あつまれ どうぶつの森で、LGの有機ELテレビの世界観を体験できる島を公開。

 

 

日産は、バーチャルギャラリーNISSAN CROSSINGを、ソーシャルVRプラットフォームのVRChat上にオープン。

 

 

大丸松坂屋は、バーチャルマーケット(Vket)に、バーチャル大丸・松坂屋を出店。

 

 

サンリオは、バーチャル上で有料音楽フェスSANRIO Virtual Fes in Sanrio Purolandを開催。

 

 

KDDIは、バーチャル渋谷を配信開始し、ライブやアート展示、イベントなど渋谷らしいコンテンツを発信、体験できる仮想空間を展開。

 

 

コロナでデジタルが重視されたり、ECが当たり前になったり、更には、フォートナイトの日本での人気も後押ししているのだろう。

 

仮想通貨に変わる、NFTという新しい資産価値の捉え方もでてきているし、ネットの通信速度は速くなり、かんたんにメタバースの世界を行き来できるようになったのも大きい。

 

 

デジタルがより身近になり、生活と切り離せなくなってきたことが、三回目のメタバースブームへの期待に変わっているのかもしれない。

 

現状、企業の動きで言えば二極化している。

 

我先にと、先進性のあるイメージを作りたい企業がメタバースを活用した事業やプロモーションを展開。

先ほどの事例のように、海外も日本も活況だ。

 

一方で、冷静に見ている企業も多い。冷静な企業の方がまだ多いというべきか。

これが本当に有効なマーケティング手段になるのか、他の先行企業の成否をみてから参入しようと考えている。

静観。

 

個人的には、自分もまだ静観レベルだ。

過去、セカンドライフで大ゴケしたこともあり、やや疑った目でまだ見ているのは事実。

アメピグもだいぶ流行ったが、数年でブームとして去って行った

 

検討に時間がかかり、何度も来店するのが手間のかかる自動車業界や、ライブなど没入度を重視するエンタメ業界との相性は非常にいいのはわかる。

 

ただ、人間の体験は昔から五感を使っているが、まだ、メタバースを体験するソリューションが視覚と嗅覚を中心としたものが殆どで、触覚、嗅覚、味覚を楽しめるソリューションが出そろい、それが日常生活の中で当たり前となるまで、もう少し時間がかかると思っている。

 

それは、第五次メタバースブームくらい先の時期なのではと。

 

Meta社の描くメタバースの世界は、学校や仕事、医療、日常生活など、あらゆる世界をリアルとデジタルをシームレスに繋ぐような、バーチャル空間の創造を目指していると思うが、その実現には膨大な開発費も必要で、世の中への浸透にも相当な時間を要するので、多くの企業も行く先を静観している状況なんだろう。

 

 

コロナでリモートワークが根付いて、リアルの対面を無くした企業は廃れていく、という意見もでているように、リアルには五感を刺激する強みがあり、人はコトバ以外に多くの情報を得ている。

 

この五感を補うことができるソリューションがどれだけリッチにでてくるのか、また、リアルとデジタルを融合した世界だからできる新しい体験が作ることができるかが、本当に生活者に浸透するかのキーになりそう。

 

流行ってほしいけど、まだあと一歩時間がかかるんじゃないかなぁ。

 

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Profile

 

千田 智治
Tomoharu Senda

 

広告会社 勤務
ストプラ・デジタル

 

三児のパパ

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