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コミュニケーションを内包した商品

中年男性をターゲットにした相模屋食料のザクとうふが140万個も売れた。

主人公のガンダムを使わずあえて敵役を起用したのがポイントだ。

本当にガンダムが好きなファンにターゲットを絞っての商品設計。

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ザクとうふも、同様にヒット。

武器をイメージしたフォークが付いたり

ヒロインの台詞をイメージするコピーが書かれたりと
ファンの心をくすぐるしかけが準備されている。

また、こういった商品は写真でソーシャルメディアに投稿されやすく

写真投稿キャンペーンとして受け皿を作ったのもうまい。

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ソーシャルメディア時代、
コミュニケーションを内包した商品が増えているように感じる。

面白いものを見つけたことを誰かに知らせたくなる人の心理を利用して

はちゅねミクまん、スライム肉まんなどが販売されると

「何これ!おもしろい!」とついTwitterやFacebookに人は投稿したくなる。

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ただ商品力のあるものを開発してファンが拡散しただけ、
と今までと変わらないように感じるが

コアファンから周りのファン層、非ファン層へと拡散することを想定して

どこかツッコミたくなる要素を残した上で商品設計をしている。

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隙を作る、ということがソーシャル時代は大切だ。

この隙を作る、という部分がハードルに感じる企業もあると思う。

キャラクタのイメージを損なう、悪いイメージをユーザーからつけられてしまう、とブランドを気にしてしまうとユーザーからのレスポンスが期待できない。

「なにこれ」「おいおい!これでよいのかよ!」といった
真面目な文脈からあえて外れ、つっこみを入れさせることで

ユーザーは人に知らせたくなるし、人も情報を知りたくなる。

隙を作る、というのは人間でも同じことだな。

真面目で完璧な人よりも、どこか抜けている人の方が人間らしく、愛着がわくものだ。

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Profile

 

千田 智治
Tomoharu Senda

 

広告会社 勤務
ストプラ・デジタル

 

三児のパパ

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