社会人になって何度も何度も考えることは
進むべき方向とポジショニングについてだ。
入社前に、
「俺はこんなことをしてやるんだ!」とか
「業界を変えるビジネスアイデアを実現させてやる!」
ふがっ!と鼻息荒く考えている人も(自分もそうだが)
会社の中に入るといつしかトゲもなくなり、牙が抜け落ちたように周りと同じようになっていく。
出る杭は打たれる なのか、”普通が一番”な考えの日本人だからなのか、気付いたら周りと同一化してしまう。
それじゃ駄目だ!と常に意識しているのは
冒頭に上げた、進むべき方向とポジショニング。
10年後どうなっていたいか
その前の5年後どうなっていると良いのか
また、そのために来年はどうなっていないといけないか
と就職活動中はたくさん考えたことを、社会人になるとつい忘れてしまうので、今自分はどこに進んでいるのかを思い出すようにしている。
広告業界は、かなりシビアな状況に置かれており、いつまでも今の環境があるとは思えない。
いや、絶対に同じ環境はない。
物が売れない時代、一番最初に削減されるのは広告費であり、日本の広告市場はどんどんシュリンクしている。
また、SNSの普及やスマホの普及、デジタルコミュニケーションへのシフトなど、環境が毎年変わり続けている。
常に新しいことを取り入れ、時代についていくことも大切だし、広告会社であるため、更に先回りして新しいことを作って行くことも大切。
どの先輩のようになりたいか、とても悩む。
贅沢を言えば、尊敬する先輩のすべてを取り入れた、万能選手、オールラウンダーになりたいと思うが、そんなのんびりした時間があるわけではないので、
今後業界がどうなっていくのか、どんなスキルが望まれるのかを考え
背中を見て行く先輩を選択する必要がある。
なりたい先輩の後ろ姿だけみているのも良くない。
会社の中で、どのポジションが空いているか、という視点もいる。
自分と同じようなポジションの人間が多ければ、社内で声がかかる数も減るし、それは自分の存在価値がなくなることを意味する。
なりたい先輩の後ろ姿をみつつ、今後業界として・会社として望まれるポジションを新たに作っていくことを目指す。
仕事でPDCA、PDCAばかり言っているが
一番必要なのは自分のPDCAだ。
「考え続けることが答えだ」という言葉が好きだ。
はい!これでOK!といった問題は社会人になるとないので
いつまでも考え続けることが、自分には必要なことだと思う。