東洋経済の「10年間で残業が大きく減った100社」ランキング。
電通グループで50時間から12.5時間(いずれも所定外時間)に、37.5時間減らした。
減少率は75%。
タイムマネジメントダッシュボード、最適時間カレンダーの導入、過重労働者の面談や勤務間インターバル制度、毎月の有給奨励日など、ここ数年の大きな働き方改革は、内にいればひしひしと感じるものだった。
「ほんと、うちの会社、いい会社になったなぁ」と、ふと、口に出してしまう。
もともと、会社にはワーカホリックな人が多かった。
働くことが生きがいとなってる人が、少なくなかったように感じる。
自分も、その部類の人間で、働くことがすべてで、自分から働くことを奪ってしまったら、何も残らないくらい、仕事にのめり込んできた。
いまでも、この仕事が好きでたまらない。
クリーンな会社を目指すことで、働きやすいと感じる人も増えたが、一方で、生きがいが奪われた感覚を持ち、窮屈に感じる人もいるように思う。
なにが幸せなのか、どうしたら働きやすい環境になるのか、最近よく考える。
子どもが生まれ、家族との時間を増え、家族の幸福度は格段に上がっていると、これが正解なのかもとも思える。
また、ここ最近、中途採用でうちのグループ会社が、好調だとも聞く。
他の代理店やコンサル会社は、夜10時以降や、早朝も働くことがいまでも当たり前だ。
そう思うと、業界全体は、まだ変わる必要があり、時間もかかりそうだな。