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世界に羽ばたくスタートアップを支援するイベントJapan Night

少し時間がたってしまったが、

9月27日六本木にて行われたJapan Night Ⅶを観てきた。

Japan Night Ⅶは、スタートアップを支援するコンテストで、アメリカと日本で開催される。

多くのスタートアップの方々が参加されており、自社の技術をここぞとばかりにプレゼンする。

日本にもこういうベンチャーの集まりだったり、エンジニアが交流出来る場もあるのだなと驚いた。

広告会社にいると、多く企業とお仕事をご一緒させていただく機会が非常に多いが、おおよそ、規模が大きくなった時期にその企業と接点をもったり、業界で一番の企業と組むことが多いように感じる。

規模が小さくても、その企業しか持っていないテクノロジーがあれば別だが、ある程度の規模を持っていないと、こちらもクライアントへ提供するソリューションに規模や質を担保できないためだ。

そのため、まだ成長中の段階である企業を知る機会を持てることは嬉しい。

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FOVE

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アイトラッキング機能を内蔵したヘッドマウントディスプレイを開発。

視線追跡に対応した家庭用のヘッドマウントディスプレイは世界初。

 

TripleLights

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旅行者とガイドのマッチングサービス。

ガイド情報が充実しており、動画やブログで事前にガイドの評価を確認できる。

通訳案内士という国家試験に合格した質の高いガイドしか登録ができない。

英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、タイ語の10言語に対応したガイドを揃える。

 

paintone

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誰でも簡単に、自分の指と声だけで「音の鳴る絵」が作れるスマホアプリ。

子どもでも直感的に絵と音を作れるくらい、シンプルなUI。

あまりにシンプルで、アウトプットも明快なため、会場は非常に盛り上がった。

 

Sumatium

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モバイルのテストをクラウドで行うサービス。

スマホは複数機種あるので、全機種でテストするのは個人の開発者にはとても大変だが、このサービスを使えば機種が手元になくても、動作確認ができる。

akerun

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スマホで家の鍵を開けるハードとソフトを提供。

スマートフォンとBluetoothでペアリングしておけば、スマートフォンが扉に近づくだけで自動で鍵を開けることができる。

スマホを無くしたらどうする?という質問が審査員から出ていたが、鍵を無くしたらどうする?という質問と同じなので、あまりネガティブな意見ではないだろう。

 

AgIC

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インクジェットプリンターをプリント基板プリンターに変える技術。

プロトタイプを作成するのに今まではブレッドボードを使っていたが、家庭用のインクジェットプリンターで伝導インクを使い、プリント基板を作る。

このキットは299ドルという低価格で提供。

 

Ptengine

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ヒートマップを使ったアクセス解析ツール。

スマホにも対応。

 

KitchHike

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ご飯を食べたい人と、作りたい人を繋ぐマッチングサービス。

海外に行った時に、その土地の家庭料理を食べたい人はこのサービスで予約して食べに行く。

KitchHikeメンバーが世界を回ってKitchHikeを実践しながら育てていくという人海戦術で、料理提供者を増やしている。

San san

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クラウド名刺管理ソフト。

名刺をスキャンするとオペレータが正確にデータ化。

人を介することで、入力ミスを無くす。

クラウドで管理するため、外出先などスマホで名刺を確認出来る。

 

CarryOn

子ども服のリサイクルコミュニティ。

服は一度CayyOneに集められ、人の手で奇麗にラッピングしてくれ、購入者に届けられる。

商品用に奇麗に整える手間を省いてくれるのと、CarryOnが在庫を持ってくれる、というビジネス。

 

Kaizen Platform

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WebサイトのA/Bテストを行うプラットフォーム。

異なるパターンのWebページを用意し、ユーザーの反応を比べてUIを改善する。

planBCDに登録する世界中のグロースハッカーに自社ページのUI改善を依頼できる。

サービスも面白いが、リクルートで最年少エグゼクティブとしてアドテクノロジー部門を率いた須藤憲司さんが創業したことや、GoogleやGREEの主力社員を連れてきたりと話題も多い。

 

Voxypad

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通話しながら様々な情報を共有できるコミュニケーション・プラットフォーム。

通話をしながら、通信相手とドキュメントの読み・書きやWEB上のコンテンツ、Offceドキュメントなどを画面共有できる。

 

Okuyuki

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イラストをフィギュアにするサービス。

一枚のイラスト画像をアップロードするだけでフィギュア製作プロジェクトを開始することができる。

ファンからの支援が目標数を超えたらOkuyuki側で3Dデータ化、3Dプリント・フィギュア製作を行い、ファンへお届けする。

フィギュア化への見積り、3Dモデリング、3Dプリント、配送などはすべてOkuyukiが行なう。

通常のクラウドファンディングとの違いは、プロジェクトが成立した際の支援者へのリターンが出来上がったフィギュア。

プロジェクトオーナーは出来上がったフィギュアとは別に、売上の10%を受け取ることができる。

 

Cafetalk

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スカイプを使って楽しむオンラインレッスンのCtoCマーケットプレイス。

講師陣が独自にプロデュースするレッスンが魅力。

生徒もたくさんの講師から気に入った先生を選ぶことができる。

 

結果としては、

1位:AgIC
2位:Sansan、KAIZEN Platform
4位:Akerun
5位:CafeTalk
6位:Fove

だった。

もともと、審査基準が、Technology、Business Model、Pitch Skill、Global Growth Potentialとなっていたので、海外展開が期待されるテクノロジーが選ばれたのだろう。

AgICは、今まで開発に時間がかかっていた作業が、まず3Dプリンタ等で現在は短縮化されているが、さらに、家庭用のプリンタを使ってもっと短縮化ができるという点がすごい。

インクカードリッジを変えれば、どの家庭でも開発が可能になるアイデアが秀逸だった。

世界中で広がり、重宝されるサービスになるだろう。

 

他に気になった点は、テクノロジー×人というサービスが目立つところか。

特に、人というのが、手間を省くことであったり、アウトプットの質をあげるためやマッチング率を向上させるために人海戦術で行っているものがみられる。

TripleLights、KitchHike、San san、CarryOn、Kaizen Platform、Okuyukiなどがそれにあたるだろう。

テクノロジーで単純に手間を省くというところから、人の手を使ってもう少し人に寄り添ったサービスを提供出来たり、今まであったら助かったがスキルがなくてやれなかったという隙間を狙ったサービスが徐々に増えている。

それにしても、こういうイベントは見ている人も、勢いがあり、参加するだけでモチベーションが高くなる。

来年も行こう。

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Profile

 

千田 智治
Tomoharu Senda

 

広告会社 勤務
ストプラ・デジタル

 

三児のパパ

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