シャーリーン・リー著の「フェイスブック時代のオープン企業戦略」を読み終わる。
ソーシャルメディアの講演や書籍でデーブ・キャロルとユナイテッド空港の事例が度々出される。
生活者の発言を企業がコントロールすることはできないし、隠すということも難しい。
オープンな社会になった環境を理解して、パワーを持つようになった人々との新しい関係を考える必要がある。
何のためにオープンにするのかという問いに「学ぶ」「対話する」「サポートする」「イノベーションを促す」の4つをあげている。
バズメトリクス、シンフォニー、ラジアン6、ウンブリア、ビジブル・テクノロジーズなどのベンダーが出しているソーシャルメディアのリアルタイムモニタリングツールを利用してどのような会話が生活者間で行われているかを学ぶ。
長期的にエンゲージメントを深めていくために、見る、共有する、コメントをつける、制作する、主催するといった各種対話レベルを設定して適切なアプローチを検討する。
顧客や見込み客との関係をサポート面で強化したり、生活者のニーズを知り商品開発に活かすためのイノベーションを促すことを目指す。
事例が多いため、しっかり時間をかけて読むと企業の進むべき方向性を学ぶことができる。
フェイスブック時代のオープン企業戦略
posted with amazlet at 12.05.06
シャーリーン・リー
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