Marketing

建前ではなく本音を堂々と肯定されたい

キレイにはなりたいけど、本当はもっとサボりたい。

女子の本音から生まれたサボリーノというブランド。

 

このブランド、見せ方が秀逸だ。

 

緩やかに柔らかく包むブランド名が素敵。

 

「時短」と硬く真面目に言ってしまえば、そういった類のジャンル群に含まれてしまうが、○○はめんどくさい、○○をもっと手軽にしたい、そんな忙しい女子の毎日を応援しSaborino(サボリーノ)というネーミングが購入ハードルを下げている。

よく主婦やシニア向けの時短商品のサイトで、手を抜いたと思われないように「本格感」を持たせましたみたいな説明が載っているが、そうではなく、あえて手を抜くことを肯定してあげる。

友達に見られても、笑いながら紹介できるのも緩やかに柔らかく包むブランド名がいい意味でクッションになっている。

 

4in1や60秒でOKという数字で明確なベネフィットを提示するのも素敵。

 

やっぱり数字は強い。

簡潔で誰もが瞬時に機能の良さを理解できる。

コトバが多くて何も伝わらないくらいだったら、これだけでこんなにもメリットが得られるという数字を見せるのも大事だ。

 

ブランドアイテムを複数束ねることで普通のアイテムもよくみえる見せ方も素敵。

 

速く乾かスプレー。

いわゆる速乾性商品。

シャンプーもヘアケア剤もわりと昔からある商品。

でも、ドライヤーめんどくさい!と堂々と書かれ、女の子の本音をまとめた商品群と共に提示されると、こんなにも行き届いた商品があるのかと興味を持ってしまう。

C Channelっぽいというか、女の子のワクワクするカラーと手作りのPOPっぽいサイトもうまい。

 

やっぱり美容商品って、わくわくするこの感じが大事だよなぁ。

関連記事

  1. 優良顧客なんてない
  2. 広告で要潤(かなめじゅん)がイジられまくっている
  3. 夏に売れる商品を冬でも売る
  4. お墨付きの大切さと難しさ
  5. ○○ロスは有望ターゲット
  6. デジタル・ヴォルテックス時代に必要な、俯瞰して問いを立てる力
  7. コンセプトドリブンで売れたYOLU
  8. トップマーケターのライブ・プランニングから学ぶ思考プロセス

Profile

 

千田 智治
Tomoharu Senda

 

広告会社 勤務
ストプラ・デジタル

 

三児のパパ

My Social Media Account

  1. Facebook
  2. Instagram
  3. Twitter
  4. Booklog
  5. RSS

最新記事

PAGE TOP