「人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない」を読み終わる。
幻冬舎の見城社長のズバズバ物を言う文章は相変わらずで好きだ。
サイバーエージェントの藤田社長のブログは毎日欠かさず読んでいる。
若くして起業家など色々もてはやされる環境にありながら
天狗にならず自分の身の丈を知って発言する姿はとても尊敬できるし勉強になる。
書籍の中にある、「見城君、君は十万円を持って競馬に行くと、九万九千九百円を失ったら『負けた』と思う人なんだよ。でも、百円あったら、まだ勝負はでいる。君は若くて、才能があるけれど、結論を早く出しすぎる。それが君の欠点だよ。百円が残っている限り、それはプロセスであり、勝ちでも負けでもない」という文章は胸を突かれる内容だった。
見城社長や、GMOの熊谷社長など苦労して会社を大きくした人にとって、事業でつまづくことは日々あること。
その中で、コケて自分は終わったと諦めたらそれで終わりだが、最後の最後まで諦めないことが最後に成功へと導く大切なことである、という内容。
考えたら当たり前のことだが、自分がそれができてその発言ができるかなと考えながら読むとズキンと考えさせられる文章だ。
去年出版された「憂鬱でなければ、仕事じゃない」も面白かったが、この書籍もよかった。
この二人が書く文章のやり取りが面白い。