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内勤は人気商売

営業はフロント。

 

マーケやクリエーティブ、メディアは内勤。

 

 

むかし先輩から「内勤は人気商売だからな」と言われたが、本当にそうだよなと。

 

広告会社の中にも売れっ子の内勤は沢山いる。

 

内勤はそれぞれ担当クライアントを持つのだが、売れっ子の人は担当をまたいで指名で依頼が入る。

 

毎回競合案件の時に指名が入る人もいれば、特定の専門領域になると毎回依頼される人もいる。

 

 

夜の商売じゃないんだけど、優秀な人ほどじゃんじゃん指名が入って、会社の売り上げを立てる。

 

それに伴い成績も上がっていく。

 

じゃんじゃん指名が入れば、良い案件、大きな案件を選ぶ立場になれるので、良質な仕事のスパイラルがつくれていく。

 

 

指名の多い、人気の内勤の特徴について。

 

 

高いアウトプット力 突破する力

指名の多い人気プランナーの提案書って、額の大きな案件や難易度の高い案件など、どんな案件でも「これは!」と思えるような華麗な提案書をつくってる。

高いアウトプット力、突破力を持ってるからこそ、「この人なら解決してくれるはずだ」とこぞってみんなが依頼をする。

競合勝利率が高い人は、課題の設定がうまかったり、クライアント理解が深く、芯を食った提案になってるんだよな。

 

 

解決手段の豊富さ 武器の多さ

最近ほとんどの広告会社で、売上ではなく利益額を重視するようになっている。

たくさんのお金を頂くのは当然として、払い額を減らすことも重要。

そうなると、解決手段が多い人、武器の多い人はとても重宝される。

調査一つとっても、調査会社のネットワークを沢山もっていたり、調査ではなくインサイトを掘るためのデータ分析スキルを持っていたり、既存の情報をいろいろ持ってくる力など。

 

武器の多さなんて簡単に増やせるものではないので、社内外にアンテナを立てたり、地道に人と会ったり、学び続けないと難しい。

コツコツとあの手この手を増やし、状況に合わせて武器を使い分ける力がある人は、他の案件でも使いたい!と思わせるのも納得できる。

 

 

越境力 隙間を縫う横断スキル

営業的にたくさんの人を束ねて提案するのはダイナミックでやりがいはあるんだけど、調整が大変。

3人でやる仕事を、1人で3役こなしてくれた方がスピードも速いし、ちぐはぐ感のない提案書になるのでありがたい。

スキルとしての越境力も重宝するが、チーム間を横断する力も大切。

役割の違う人たちで作ったチームは、必ずどこか隙間ができ、お見合いしたり、どっちかがやってくれると思って抜けてしまうことが多々ある。

その隙間を縦横無尽に動き回って紡いでくれる人がいると非常に助かり、まぁそれは営業の仕事と言えばそうかもしれないが、内勤側でもそういうスキマゼロの動きを勝手にしてくれる人は大事なんだよな。

 

 

柔軟性 バランス感覚

クライアントって本当にいろいろなタイプの人がいる。

ガンガン提案をしてほしい、指示してほしいと考える担当者もいれば、自分が決めたことをそのまま遂行してほしいという担当者もいる。

担当者の性格ややり方を理解し、その人に合わせた柔軟な動きができる内勤者には安心して任せたくなる。

クライアントとすぐに喧嘩して出禁になってばっかの人もいるわけで。

担当者に合わせて伴走したり、リードしてほしい担当者にはコンサル、評論家になって推進したりと、臨機応変に自分を変えられる演者タイプの内勤者は営業からも信頼を得やすい。

 

 

使い勝手の良さ 無茶ぶり受け止め力

中堅社員がここに該当するんだけど。

いますぐやって!

ちょっといまから来れる?

みたいな依頼しやすい使い勝手のよい、ちょうどよい年次や性格の人は非常に重宝される。

いわゆる無茶振りに対する受け止め力があり、寝る暇惜しんでちゃんと仕上げ、対応してくれる人は営業だけでなく他のチームメンバーからも信頼を得やすい。

 

 

内勤はクライアントに向き合いつつ、営業や他のチームメンバーのことも意識しないといけないので、結構大変なんだよな。

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Profile

 

千田 智治
Tomoharu Senda

 

広告会社 勤務
ストプラ・デジタル

 

三児のパパ

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