Millennial Generation.
ミレニアル世代。
18-24歳の学生や新社会人がその世代に該当する。
タレントでいうと、有村架純、二階堂ふみ、武井咲、川口春奈、菅田将暉、りゅうちぇる、あたりがその年齢層だ。
スマホ、ソーシャルメディアを使いこなすデジタルネイティヴの彼らの意識価値観は、結構興味深い。
シンプルに言うと、「繋がり」が行動、価値観に全て紐付く世代だ。
例えば、シェア行動。
彼らは、スマホ、SNSに慣れ親しんでいるため、気になる情報、面白い情報、日々の不平不満などを、ネット上に繋がった人にガンガン共有する。
日常の何気ないことも、繋がっている人に「伝える」ことは当たり前。
それは、友人知人とネットを通じて繋がり続けていることが当然となっている世代のため、何か自分だけで情報をストックするというよりも、共有することが行動の起点となっている。
また、一体化というか、帰属的な意識も高い。
属するコミュニティは、年々増えているものの、リアルでもネットでも、誰かと繋がり、どこかのコミュニティに属している、ということが、心の支えになっており、自信にもなっている。
そしてこの世代に強いのが、承認欲求だ。
自分の投稿した情報がいいね!やシェアされることが当たり前なので、自分の発信した情報がどの程度有益であったのか、つねに評価されている。
周りから、良かった、悪かった、という評価が全てのアクションに対してくだされる。
良かった、悪かった、という評価を受けると人は、もっと褒められたい、もっと認められたいという気持ちが大きくなる。
つまり、人に認められるという承認欲求がとても大きくなる。
また、常に不安という意識も存在。
不景気の中、生まれた世代。
年功序列も、年金制度も崩壊しつつある中、これまでの当たり前が当たり前でなくなっていることに、常に何かしらの精神的な不安を感じている。
超安定志向であり、安定を何よりも求める。
リスクをとることを極端に恐れ、皆と横並びを求める。
会社に入社したときは自分が一番若い、若者のインサイトはまかせろ!と思っていても、毎年自分よりも若い世代がどんどん入ってくる。
彼らとの会話が徐々にずれてきていることが自分でもわかっている。
また、彼らの思考が理解できない部分も、たまにあることもわかっている。
それでも、若者を理解しようと追い続ける必要が広告会社にはあるな。