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作って撮るから、撮るため作るへ

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ミールキットとは、身近では手に入らないような特別感のある食材を少量から配送するサービスのこと。

米国のブルーエプロンは月に800万食以上配送するほど人気だ。

日本でもオイシックスにらでぃっしゅぼーやなども提供しており、共働き家族と共に時間のない家族が増えているからニーズが大きくなっているのかな。

外食ばかりしていると、おれの身体大丈夫か?と心のどこかで罪悪感みたいなものを感じる。

自炊は身体にもお財布にもいい、という感覚があるからかも。

そこで少量に分けて、詳細なレシピと共に配送されるサービスがあれば、自炊による自分で作ったという行為も含まれるし、家族との時間も増える。

更に普段スーパーで買えないような食材が入っているなら、なおさら料理が楽しくなる。

あらかじめ決められた量の素材が届き、それをマニュアルと共に組み立てていく過程は、プラモデルを組み立てていくというか、目的を達成するために積み上げる行為がパパウケしやすいかもしれない。

クックパッドで家にある素材で検索して作るのと、やはり作る楽しさは違う。

既にある食材で作るのはやっぱりどこか心が踊りにくい。

ベンチャーのTasty Tableは、土日の食材に特化した特別感のあるメニューを提供している。

シンプルに言うと、写真映えしやすいミールキットを提供。

この視点面白い。

いまの若年層って外食も減っており、自炊男子が増えている。

更に若者特有の、作った後に写真に撮り、インスタにアップするツボをうまくついている。

毎月色々な国の朝食が食べれるお店、ワールドブレックファーストオールデイなんて特にそうだが、インスタにアップしたいからみんな並んで朝食を食べにいく。

食べにいって共有する。

ではなくて

共有するために食べる。

これまでの逆の発想の行動をいまの子たちはしている。

Tasty Tableも、ムール貝や大きめのエビ、見栄えのいいお肉を使うなど、撮るための料理に軸足を置いている。

撮るためにアクションをする、というのは、他のサービスにも活用できそうだな。

観光もショッピングも、商品も。

ミールキット試してみよっと。

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Profile

 

千田 智治
Tomoharu Senda

 

広告会社 勤務
ストプラ・デジタル

 

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