2019年12月から始まり、かれこれ2年以上、コロナ生活。
外に出るときはマスクが当たり前になって、化粧とかしない自分でも、マスクを脱ぐのが恥ずかしい気持ちがある。
すっぴんになる恥ずかしさってこれなのかと、ふと思う。
たまに行く会社でも、みんなマスクしているし、マスクの下の表情は、目の形で想像するしかない。
三日月になっていると笑っている、吊り上がっていると怒っている。
情報量が少ないので、本当はどういう表情か読み取りづらい。
いま、巷ではZ世代への取り組みがブームだけど、Z世代よりも若いα世代っていったいどういう価値観になるのか気になる。
表情が見えない世界で暮らすこと2年。
今日も東京は感染者が数千人。
あと数年はこのコロナ生活は続くとすると、α世代の価値観にも大きく影響を与えると容易に想像できる。
ミレニアル世代は、デジタルが浸透した世代でもあるので、なんでも答えをすぐに求める傾向があったり、Z世代はSNSで自信を表現したりYouTuberといった新しい職種で活躍する世代なので、自分が好きなことをデジタルで表現することに長けている。
α世代は?
日本人が得意とするノンバーバルなコミュニケーションが失われている世代。
多感な時期に、人とリアルで接する機会が減り、五感の刺激は少なくなり、人のいない方へと遊びに出掛ける。
たまに会う友人知人はみんなマスクをしている。
これって、自分の殻に籠ってしまったり、コミュニケーション能力が著しく下がることもありえる。
更には、人の感情を読み取る力大きく下がってしまい、空気を読めない人が増えるかもしれない。
お金の使い方も、みんなで使うことよりも、自分で使うことを優先した「I型(わたしが型)」の思考になるのかもしれない。
ちょうど、自分の子どもがその世代になるので、どういう価値観が身についてしまうか想像すると怖い。
マスクを脱がない生活を経たことで、人前で何かをさらけ出すことに大きな抵抗があったらどうしよう。
人の気持ちを読み取る力が著しく低くなり、自分が自分がな行動になったりしないだろうか、と。
逆に、衛生意識が高まり、当たり前の生活習慣を通じてしっかりとした生活力を身に着けたり、家族や国といった大きな視点で物事を考える人になってくれるかもしれない。
コロナがα世代の価値観へどのような影響を与えるか想像しつつも、自分の子どもは変な偏りをしてほしくないという思いもある。