airbnbが個人間宿泊に留まらず、観光案内のマッチングにも乗り出している。
2020年のインバウンド需要を見越せば、日本でも拡大しうるビジネスになると思われる。
メルカリやフリルなどこうしたCtoCビジネスはデジタル化、マッチング精度の高度化によって広がっているが、もっと生活者のわがまま化が促進しそうだ。
日本製紙の開発したスポップスは、紙パックの詰め替えを容器上部からスポッと簡単に挿すことで、交換できる新しいシャンプー容器。
誰でも簡単に差し替えれる簡便性を持つし、紙なので印刷費も安く、頻繁にパッケージデザインを変えてもメーカーのコスト負担も低い。
こうした簡便性を活かして季節に合わせたシーズナルシャンプーも発売されるかもしれない。
季節にあった、自分の髪や地肌にあわせた商品を提供できる。
まぁ、これも一例だが、嗜好、悩み、行動に合わせて商品の種類もビジネスのあり方も多様化してくる。
でも一歩引いてみると、この流れ、自分カスタマイズの促進で嬉しい反面、細分化しすぎて本当に自分にいいものに辿り着けるのだろうか。
全ての生活者が企業間の違い、ブランド間の違いを理解しているわけない。
今使っている柔軟剤の名前もきっと正確に言えない人もいると思う。
情報感度が高い人は、自分にピッタリの商品に辿り着けるが、残り多くの人は存在にすら気づかず、膨大な情報を前に思考が停止するのではないか。
わからないから調べるのではやく、わからないから考えるのをやめ、他の軸で商品を決める。
例えば、どこかのお墨付きだったり、自分をよく知る人やサービスによる選定代行など。
多すぎる選択肢は、親切ではなく混乱に導く可能性もあるはず。