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浸透するクラウドファンディング

数年前、海外でクラウドファンディングが流行り、日本にも多くのプレーヤーが増加。

様々なジャンルを集める総合系、スポーツやアート、地域活性化など特定のジャンルで集める専門系も広く出ている。

日本でも改めて見ると、結構大型の資金を集めているプロジェクトが多いことに気付く。

5万円台のレーザー加工機FABOOLは6000万円の支援額を達成。

A4サイズのスピーカー付きDJシステムGODJ Plusは5300万円を達成。

数千万円規模の支援額を集めるプロジェクトも沢山出ており、日本でもかなり浸透してきているのだと思った。

ずっと注目してたのが、First Flight。

SONYの新規事業創出プログラムで、SONYの開発商品に対して、生活者が資金を支援し実際に商品化していくもの。

SONY自体が大きな開発費を既に持っているため、この形を取らなくても商品化はできるが、生活者の反応を見ながら大きく投資できるため、試験的に始めたのだろう。

SONYらしい独創性の高い商品が多い。

例えば、wena writeは見た目アナログの時計だが、バンド部に電子マネーやアラーム、ウェアラブルのようなアクティビティ計測もできる機器を含んでいる。

アナログとデジタルのいいところどりで発想が面白い。

HUIS REMOTE CONTROLLERは、家のリモコンを1つに集約する製品。

スマートリモコンは昔からあったが、見た目はスマホのようにディスプレイのみ。

その中に、好きな場所に好きな機能を配置できる。

例えば、エアコンのオンオフと、テレビのオンオフ+チャンネル変更ボタン、オーディオの選曲ボタンなど、必要な機能を必要な場所に設置できる。

MESHは、さまざまな機能を持ったブロック形状の電子機器。

プログラミングは不要で、ブロックを組み合わせていくだけでモノづくり(工作的な)ことができる。

光る、人の動きを感知する、温度の変化を検知する、など。

マスプロダクトが売りにくくなっている今、生活者からの支持を得た上で、投資を拡大するというやり方、ビッグニッチというかスモールマスプロダクトの発想が今後は必要なのかもしれない。

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Profile

 

千田 智治
Tomoharu Senda

 

広告会社 勤務
ストプラ・デジタル

 

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