年末のテレビを観ていたら、タレントの半数くらいがYouTuberで、時代がかわったなぁ、なんて話してた。
けど、このYouTuber含め、インフルエンサーも、二極化の局面にきている。
儲け続けられるごく一部の人と、落ちていく大半に。
後者からすると、インフルエンサー狩りという状況。
テレビで昔のようなギャラがでなくなったタレントが、ここ数年でYouTubeに参入。
女優杏と父渡辺謙の料理動画は1動画で1100万回再生。
ピアニスト菊池亮太のアナ雪の挿入歌を弾く動画が1動画で1010万回再生。
もともとファンを持っているタレントは強く、1つの動画でよく回る。
あれだけSNSをやらなかったジャニーズも、SNS解禁後、急速にコンテンツを増やした。
生活者の可処分時間の取り合い。
見た目がよかったり、トークがうまいテレビ界のタレントが、多くの時間を奪いに来て、これまで稼いでいた純粋なYouTuberが追いやられ、再生数が激減。
ラファエルやヒカルのような人気YouTuberですら、ここ5-6年の間に再生数は1/4-1/6ほどに減り、収入も減少。
Twitterでも。
イーロンマスクが社長に就任後、Twitter投稿の露出回数を表示する新機能が搭載され、自称インフルエンサーの多くが活動を停止。
お金でフォロワーを買っていたせこいインフルエンサーは少なくなく、実際の露出回数が明らかになってしまい、活動停止をせざるを得ず、消えていった。
どのプラットフォームであっても、人を惹きつける魅力的な人が、生活者の可処分時間を奪い、力のない人が淘汰されていくのがよくわかった。