Data

Instagram、@cosme、価格.com、cookpad、食べログなどのクチコミを無料で分析するやり方

クチコミを分析するWEBサービスは多い。

 

ブログや掲示板、2ちゃんねるであれば、クチコミ係長はカバー範囲が広くていい。

Twitterを分析したいなら、全量分析ができるSysomosが良いだろう。

Instagramを分析したければ、最近はBelugaが対応している。

 

ただ、それぞれのWEBサービスに登録する費用と手間がかかる。

管理画面も異なり、一つひとつ覚えるのは大変だ。

別のアプローチで、Import.ioUserLocalテキストマイニングツールを使うことで、様々なクチコミを無料でかつ超簡単に分析することができる。

 

Import.ioは無料で使える、スクレイピングサービスだ。

スクレイピングとは、WEBサイトから情報を抽出する技術のこと。

スクレイピングは、倫理的な視点や、サーバーへの負荷をかける恐れがあるので、良識のある範囲内での利用が前提となる。

 

そして、収集した情報を読み解くために、無料のテキストマイニングツールであるUserLocalテキストマイニングツールを利用する。

この2つのWEBサービスを用いれば、およそのサイトのクチコミを分析することができる。

 

Import.ioは、会員登録が必要なので、事前に登録をすませておく。

 

Instagramを分析する

Instagram上での、特定のハッシュタグに関するクチコミを分析したい場合、そのURLを用意し、Import.ioに登録する。

例えば、#GWの場合、Instagramの検索画面でGWと検索し、そのURLを準備。

URLを登録すると、すぐにスクレイピングが始まる。

しばらくすると、スクレイピングが終わり、収集した情報を表示してくれる。

Instagramでは、ハッシュタグ検索すると、一定数の検索結果がでるが、複数の検索結果を出すには、ページをスクロールさせないといけない。

このツールでは、スクロールさせて深く情報を取りに行くような複雑なことはできない様子。

まぁ、取れる範囲での分析でいいと割り切る。

エクスポートができるので、CSVで情報をダウンロードしておく。

エクセルで開くと、カラムごとに、情報がまとめられている。

クチコミに該当するカラムをコピーしておく。

 

次にUserLocalテキストマイニングツールを開き、テキストボックスに、コピーしたクチコミ情報を貼り付ける。

テキストマイニングする、というボタンをクリックすると、一瞬でテキストマイニングが行われる。

共起ネットワークでは、関連した単語がネットワークで可視化される。

ワードクラウドで表示させることもできる。

旅行や観光以外にも、食べるという単語に繋がって痩せるというキーワードも見られる。

食べ過ぎてGW明けから痩せようと考える人も多いようだ。

品詞別のリストも作ってくれる。

野球や漫画、馬刺しなど、頻度の多いクチコミが分かる。

コーデというのが上位にあり、友人とのお揃いコーデや親子のお揃いコーデなどで楽しんだ人もいるのかもしれない。

 

@cosmeを分析する

使い方が分かったので、他のクチコミも見てみる。

@cosmeで口紅ランキング1位のオペラ リップティントのクチコミページを開く。

そのURLをコピーしておき、Import.ioにURLを登録し、スクレイピングした後、エクスポートしたCSVファイルからクチコミ情報をコピー。

UserLocalテキストマイニングツールにクチコミ情報を貼り付ける。

顔色が明るくなるというクチコミが見られる。

優秀、すごいというポジティブな声も。

 

価格.comを分析する

価格.comのヘルシオ ホットクックのクチコミページを分析。

使いやすい、調理が簡単というクチコミと共に、面倒という評判も。

ただ、忙しい中、簡単にできるという声も見られ、時短のために購入されていることがわかる。

 

保険のクチコミランキング!を分析する

生命保険で人気ランキング1位のアクサダイレクトの定期保険2のクチコミページを分析する。

保険料が安い、保障が大きいというクチコミが見られる。

ライフネット生命やオリックス生命と比較されていることがわかる。

 

トリップアドバイザーを分析する

旅行のクチコミサービスであるトリップアドバイザーで、クチコミが500件以上ある、根津美術館のクチコミページを分析する。

庭園が素晴らしい、東京にあるが静かせ贅沢な環境であるという良いクチコミが多い。

 

cookpadを分析する

cookpadでのつくれぽが多いレシピを選択。

豚コマとキャベツで甘味噌 簡単 回鍋肉のつくれぽページを分析。

茹でるだけで手早くでき、リピート続出というクチコミが見られる。

ネガティブな声が少ない。

 

Twitterを分析する

Yahoo!のリアルタイム検索を用いる。

昨日のAbemaTVで過去最高の視聴者数を誇った亀田のボクシング試合について調べる。

亀田で検索したページを分析。

面白い、大成功、いい、というポジティブな声が目立つ。

勝つ、というキーワードもあり、試合結果もわかる。

 

食べログを分析する

最後は、食べログのクチコミを分析する。

ちょっと変わったことにトライするため、2つのお店でクチコミを比較してみる。

ゆうじと金舌のクチコミページを開く。

どちらも凄いレーティングが高い超有名店。

うまそう。

ワードクラウドで2つのお店を比較して表示することができる。

出現頻度で比較分析もできる。

ゆうじにだけ出現するもので見ると、テレビで取り上げられていることや、友人とお祝いで来る人が多そうだ。

金舌だけ出現するもので見ると、レバ刺しや生肉が良いこと、恵比寿にあり女子会で使われることが多そうだ。

比較するだけで、お客さんの層が異なることもなんとなくわかる。

特徴マップで表示させることもできる。

ゆうじは、常連が多く、おまかせで頼んだ方がよさそう。

金舌は、レバ刺しは必須で、数が少ないとあるので、早めに言ったり、予約していった方がよさそう。

ネガポジマップも作ることができる。

ゆうじは、美味い、おいしいというポジティブな評判に対し、古い、汚いというお店のネガティブな評判が見られる。

金舌は、日本一、すごいというポジティブな評判に対し、行きにくいという立地のネガティブな評判が見られる。

単語の出現頻度でも比較できる。

両店の特徴がきれいにわかれている。

個人的に、ゆうじにはよく行くので、クチコミの傾向をみて、結構当たっていると思う。

確かに店内は最新の設備があるようなところではないが、ある意味、それが身近な感じで入りやすく、その分お肉は絶品で、コスパが最高で間違いなく常連になる。

色々頼むのもよいが、おかませでお店の人に任せた方が色々美味しく食べられる。

 

クチコミ分析サービスは色々があるが、新しいやり方も一つの武器としてストックしておこう。

関連記事

  1. Movable Typeにアクセス解析とカウンターの設置
  2. Google Chrome
  3. Webの使い方
  4. 流通のマイクロマーケットを狙う動き
  5. 人気アーティストのヒット戦略は広告キャンペーンの設計と同じだ
  6. 待ってた
  7. Firefox 3
  8. 裏サイト

Profile

 

千田 智治
Tomoharu Senda

 

広告会社 勤務
ストプラ・デジタル

 

三児のパパ

My Social Media Account

  1. Facebook
  2. Instagram
  3. Twitter
  4. Booklog
  5. RSS

最新記事

PAGE TOP