ほろよいの広告って、エモくて同業内でも人気だ。
なんでだろ。
懐かしさと、はかなさと、心地よさと、それが、どこか新しさを感じる。
エモいというと、淡い色合いのクリエーティブで作られた製品やイベント、広告を想起し、「Z世代向け」って思いがち。
例えば、PLAZAとカンロがコラボして作ったEMOTIONAL CANDYなど。
以前、朝日広告賞を受賞した広辞苑の広告でも、エモいとは、切ない、美しい、はかない、懐かしいを包含した言葉と表現してあった。
つまり、エモいって、懐かしいってことでもあるので、Z世代だけでなく、その世代を経験したミドル世代以上も、共感する感情なのね。
そういう意味でいうと、シーブリーズが、「あの日」の思い出を喚起するエモい施策を行っているけど、メインターゲットである若年層にメッセージしつつ、その親世代にも、学生のときに、青春を楽しんだ懐かしさを感じてもらっているので、使うターゲット、お金を払うターゲットをダブルで刺激しているということか。
よくできてる。
エモいって、エモーショナルを語源に、感情が動かされた状態を言うから、「感動したw」という言葉と一緒で、年齢を問わない言葉だと、改めて実感。