京井良彦さんのつなげる広告を読み終わる。
Web広告を普段から扱っていると、市場で起きている動きやコミュニケーションの変化に都度適応するように動くため、ついつい何がどう変わっているのかを忘れがちになる。
でも、この書籍のように、過去から今、そして未来のコミュニケーションの動きをちゃんと残して行くのって大事だな。
つなげる広告 共感、ソーシャル、ゲームで築く顧客との新しい関係性 (アスキー新書)
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京井良彦
アスキー・メディアワークス
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気になった項目としては、「コミュニティこそがブランドを差別化する」という部分。
現在は、商品やサービスが成熟して、昔ほど商品間、サービス間での差別化がはかりにくいものになっている。
だからこそ、商品はブランディングが大切だったり、友人からのレコメンドが購買に寄与することになる。
ソーシャルメディアが普及した今、つながりによるコミュニティは、他には存在し得ない唯一のものであり、そのコミュニティがブランドを差別化することに貢献している。
如何にコミュニティを作ることが大事かということを意味している。
企業がソーシャルメディアでアカウント開設する際、まずはやってみるというのは必要ではあるが、KGI、KPIの設定、目指すべきゴールの統一化、何を伝えるのかということを予め設計した上で開設する必要がある。
奇麗にまとまっており頭の中が整理される書籍だった。