Brand Design

Brand Design|BOTANIST

※どのような戦略でブランドを設計したかを推察するトレーニングです
※下記は、個人的な推察のため正しいかは不明です

□ブランド
・BOTANIST
・https://botanistofficial.com/

■ブランド理念(哲学、ビジョン、メッセージ)
・植物と共に生きる ボタニカルライフスタイル
・BOTANIST
 モノに満たされ、目まぐるしく変化する現代。
 人と自然が寄り添い、共に生きてきた事実は変わらない。
 大切なのはシンプルに生きること。
 必要なものを見極める。
 植物の持つ豊かさに気付く。
 小さくとも新鮮な体験を重ねる、ボタニカルライフスタイル。
 毎日、ほんの少し丁寧に過ごすことで、心豊かに自分を解き放つひとときを。
 ボタニカルライフスタイルブランド【BOTANIST】

■アウトプットメッセージ(ボディコピー)
・<MESSAGE>
 植物と共に生きる、ということ。
 シンプルで無駄なものをそぎ落した生活。
 ありのままの美しさを感じる風景。
 自然が抱える壮大さ、ゆったりと流れる時は人を解放する。
 本質的な生活は満ち足りたもので、モノでは得られない豊かさを与えてくれる。
 自然、そして植物と共に生きること。
 それはあなた本来の輝きを取り戻すことを思い出させてくれる。

・<VISION>
 植物の恵みを、現代に。
 今を生きる私たちにフィットする、
 植物が持つ豊かさと科学の最適なバランスを追及し続ける。
 心地良い香りと使用感、シンプルなデザイン。
 どこまでもこだわったプロダクトで、新鮮さと驚きにあふれる体験を日常に。

・<PRODUCTS>
 本来の輝きと、本当の喜びを。
 毎日使うものだからこそ、BOTANISTは人にも地球にも優しいこだわりの植物由来の原料を配合。
 植物に触れる本質的な充実感と、やすらぎのひとときは、きっと日々を変えて行きます。

 Less is more.
 少ないほど、豊かであるという考え方。
 自分にとって大切なもの、幸せを自ら選んでいくことが、あなたのライフスタイルになる。
 植物の恵みがもたらす健やかな美しさと生き方を、今を生きるすべての人に。

■ストーリー(背景)
・天然植物由来成分90%以上のボタニカル高純度のシャンプーを開発
・フランスやアメリカで売上ナンバーワンのシャンプーが日本に登場

■ビジュアルアイコン(色、形)
・白、透明
・バスルームのインテリアにもなるハイセンスなボトル

■パーソナリティ(振る舞い)
・輸入品のような海外生まれシャンプーの顔つき
・知る人ぞ知るこだわりの高品質シャンプー(現在は市場開拓したボタニカルシャンプーの元祖)

■企業貢献(ブランドの意味)
・先進的、やさしい、ナチュラルなイメージ貢献
・食品や飲料、他ビューティー商品を支える収益源

■ドメイン(狙う市場)
・自然と生きる、ボタニカルに共感する人

■戦略ターゲット(顧客)
・高くても良い物を選び、植物を用いた健やかでシンプルな暮らしを望む20-30代

■イメージタレント(ミューズ)
・なし(ノンタレ外国人)

■生活者インサイト(価値観、心が動くスイッチ)
・皆が知っているものよりも、自分が見つけたものを取り入れたい
・アンチマス

■カテゴリインサイト(カテゴリの捉え方、選択基準)
・艶を出す、潤いを出すなど、何かをプラスオンするのではなく、
 必要なものだけをしっかり取り入れたい

■ブランド体系(商品ポートフォリオ)
・ヘアケア、ボディケア、グッズ(櫛)
・シーズンごとに香りや使用感を変えた企画品

■ポジショニング(差別化、USP)
・ノンシリコン、オーガニックに続く、第3のシャンプー(ボタニカル)
・ドラッグストアで手に入るサロン品質

■機能的価値(理性評価)
・植物由来成分配合で髪に優しい
・優しい泡が髪に潤いを与え、しっとり仕上げる

■情緒的価値(完成評価)
・体に良い物、自然由来なものを取り入れていることへの安心感、満足感

■ブランド体験設計(メディア)
・アメリカ、フランスの楽天で売上ナンバーワン
・Instagram公式アカウントによる世界観の浸透
・タレント、著名人、モデル、一般のパッケージと顔をセットにしたInstagram投稿であの人も使っている感づくり
・そのInstagram投稿を元にキュレーションなど記事化にして更にリーチを拡大
・バスシェルターでのパッケージやブランド認知

3年で300億円も売り上げた、ヘアケア業界の新生。
ボタニストブームがきっかけで、ヘアケアコーナーは類似したボタニカルシャンプーや透明ボトルが一気に増えた。
ボディケアもボタニカルブームが来るなど、多くのカテゴリでも市場を牽引。
Instagramerの活用や、ECでの短期売上1位からのロゴ使用など、非常に秀逸なマーケティングも学びが多い。

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Profile

 

千田 智治
Tomoharu Senda

 

広告会社 勤務
ストプラ・デジタル

 

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