マッチの青春ボトル甲子園。
全国の高校からボトルデザインを募集し発売。
より商品との絆を強めるために、そのエリアのあなた達向けの商品を作ったというキャンペーン。
その都道府県に住む高校生や、その親が強く反応する、ということか。
高校の友達と皆でスーパーやコンビニに行って、自分たちの高校のデザインを探し買い占めたり、ソーシャルメディアに投稿することが想像できる。
もったいないから飲まずに飾ったり、ギフトにするのかな。
少し前に大々的にキャンペーンをしていたコカコーラのネームボトルキャンペーンも、自分の名前を探して買うという、商品との絆作りに貢献した。
自分の名前がないというクレームもあったのではないか。
また、大々的に全国発売しなくとも、チロルチョコやキットカット、キューピーのベビーソープなど、ネット経由で自分だけのパッケージデザインが作れるサービスもある。
あなたむけの商品。
既に認知のあるマスプロダクトは、深いエンゲージメント作りのコミュニケーションに向かう。
もしくは、イスラエルのコカコーラが行った1つとして同じデザインのないパッケージデザインもある。
自動的に異なる幾何学デザインを生成する技術を用いて、ダイエットコーク200万本に全て異なるデザインをプリントした。
それによって自分の好きなデザインを探し、コレクションしたり、飲み終わったボトルを飾ったりする人も出た。
あなたが好きなデザインはどれですか。
と、豊富なバリエーションから選ばせる方向にも使える。
よりわがままになる生活者に向けて、どんどん商品側もそれに応えないといけなくなるのかな。