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市場は振り子 揺り戻しを繰り返す

Twitterで、インド映画の「バーフバリ」が絶賛されている。

 

「すごい!全てが過剰!」

「バーフバリを見て体調が良くなった」

「めっちゃ寝不足なのに肌の調子もいい」

とか何故か健康的になるという声も多いけど、、

 

この映画を見て思ったのが市場の揺り戻しだなと。

 

主人公バーフバリは最初から最後までめちめちゃ強くて「最強」の男で憧れの戦士。

ここ最近のハリウッド映画の男優によくある「葛藤」「悩み」など人間の弱みを描いた共感系の人物像から正反対にある。

 

広告業界にいると、カテゴリにもよるが、揺り戻しは3-5年単位の周期でやってくる。

 

「なんか結構前にもこのブームきたよね」と話すことも多い。

 

関東大震災後、いろいろなものがリセットされ、家族との時間を過ごす人間回帰、着飾らないノームコア、素肌感を重視するメイクレス、横並びが心地よい平均点世代など。

 

そのあと、徐々に揺り戻しが起きている。

 

ファッションにおいても、量産型ファストファッションから個性派ストリート系がまた人気。

Supreme、stussyは男女ともによく見るし、スニーカーも数年前からまたブームがきている。

 

数年おきに来る韓国コスメブームも中高生を中心に再来。

渋谷や新宿を歩いていても、白い顔、濃い目赤リップでメイクをした女の子が多く、色物がまた好まれている。

 

ダイエット関連は特に揺り戻しが顕著で、ハード系が流行した数年後、飲むだけとか巻くだけでいいというソフト系ダイエットが流行する。

 

昨年はライザップなどの個別ハード系が流行し、糖質オフ関連の商品が一気に増えたり、多くのコンビニでサラダチキンが消えたほど。

 

SNSで言うと、下降気味だったTwitterも昨年くらいから再度活性化。

逆にFacebookがあまり議題に上がらなくなってきている。

 

ガジェット系で言うと、スマートスピーカーが昨年各社リリースラッシュだったが、実際購入した人は天気くらいしか使ってないのが大半で、ECでの買い物をしている人は殆どいない。

 

声だけでは有効利用できなさそう、ということでやっぱりスマホへと意識がもどってきているし、スマートスピーカーを作る企業もディスプレイ一体型にシフトしている。

 

飲料で言うと、数年前緑茶ブームが来ていたが、ここ最近はまた珈琲熱が高まっている。

クラフトボスを筆頭に透明なペットボトルに入った珈琲が市場を牽引しているためか。

 

個人的には、いまコンビニでも透明な飲料が溢れていて、中身は珈琲だったり、紅茶、フレーバーウォーターなど色々あるが、来年はその透明戦争が終わり、カラフルで視覚的にも美味しそうで飲みたくなる色の飲料に揺り戻しがあると思っている。

 

毎日コンビニで飲料を買っているが、透明系の飲料は全く美味しそうじゃない

中身は紅茶なんですとか言われても、視覚的な美味しさが無いので、まぁこんな感じなんだなと次の購入にはつながってない。

 

柔軟剤も香り戦争が徐々に沈静化して、あれこれ臭いを上乗せするよりも、きちんと臭いを落とす方が大事じゃないかという声も聞く。

 

広告でもデジタルデジタル言ってた企業が、沢山の人員と作業をかけてもリターンが少ないことで、精緻なターゲティング戦争から抜けて、テレビに戻るマス原点回帰もあったりする。

 

色々なカテゴリが行ったり来たりを繰り返しているので、その潮目を見極めたプランニングが必要だな。

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Profile

 

千田 智治
Tomoharu Senda

 

広告会社 勤務
BI・デジタル・ストプラ

 

二児のパパ

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