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0.5秒が勝負 直感買いが進む若者

最近、若い人のモノの買い方がより一層“直感買い”が加速しているように感じる。

そして、その直感買いをする生活者の目利き力”もより強化されているのでは、とも思える。

 

ただ刹那的にときめいて買うのではなく、その短いときめいた瞬間でもきちんと目利きもされたうえで買っている。

そんな印象を持つ。

 

その背景に、スマホが浸透してから、人の脳の使い方が変わってきたことが影響しているのではと思っている。

 

一人一台スマホが手のひらにあるということは、気になること、知りたいことにすぐアクセスできる環境があるということだ。

個人的にも、記憶するという行為をここ数年で大きく減らしている感覚がある。

 

スケジュールだって、メールの内容や仕事の資料もクラウドで整理しておけば、いつでもアクセスして詳しい情報を得ることができる。

また、一日中スマホを通じて社会とアクセスされたAlways Onの環境では、ひっきりなしに色々な情報が飛び込んでくる。

友人がどこにいったとか、何を買ったとか、タレントが結婚した、近所で事故があった、○○の限定コスメが発売されたなど。

 

その中で、必要な情報を見分けるための目利き力も知らぬ間に毎日鍛えられている。

タイムライン慣れしたのか、最近では0.5秒で必要か必要でないかの情報判断がされるとも聞く。

 

今は、記憶するスキルよりも、如何に早く必要とする情報を判別しアクセスできるかというスキルの方が大切だ。

そして鍛えられた目利き力があるから、直感的にいいなと感じたものは、おそらく正しい選択ができているのではないか。

 

若い子はその傾向がより顕著で、物ごころついた時からいつでも情報にアクセスできる機器を持ち、知りたい回答をWikipediaやソーシャル検索、友人知人とのソーシャルメディアでの会話で瞬時に得ている。

タイムラインに流れてくる多くの情報からときめくもの、ときめかないものを毎日、そして一日に何度も行い、情報をふるいにかけて気になるものを見つけている。

 

異様に鍛えられた「瞬間判別アクセス力」を保有しているため、リアルやネットでも、欲しい商品の判別も即座にされる。

 

膨大な情報の中では、いいなと感じたものは頭の中でときめきフラグが立ち、感じなかったものは全くもって記憶に残らない。

「良いか悪いか」ではなく、「良いか無関心か」という判別だ。

 

そんな中で、若い人にとってブランドとの最初の出会い方がとても大切になる。

 

出会った瞬間、なんか良さそうというフワッとした感覚を持てるか。

直感的であるからこそ、文字文字した情報よりも、ビジュアルの方がシンプルでわかりやすく心をつかみやすいだろう。

 

また、直感という視点で言うと男性と女性では脳の作りが違う。

 

男性は第一印象をずっとひきずる傾向があり、女性は後でその印象が変わりやすいと言われている。

恋愛で男性が先に惚れやすく、女性がゆっくり好きになるパターンが多いことからもわかるだろう。

 

買い物行動において、直感重視でファーストインプレッションが大事な時代ではあるが、時間をかければ女性はまだ挽回することができるということだ。

新しい企画品が販売された、新しいタレントが決まった、新しいプロモーションが始まった、○○賞を受賞した、などなど。

 

四方八方から新しい刺激を与えて、ときめかなかった人を再度振り向かせていく必要がある。

最初の出会い、そしてその後の出会い方含めた情報設計が大切だ。

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Profile

 

千田 智治
Tomoharu Senda

 

広告会社 勤務
BI・デジタル・ストプラ

 

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