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This article was written on 09 6月 2017, and is filled under Marketing, trends, 事例.

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日経MJ17年上期ヒット商品番付から、その年のトレンドを知るため類型化してみた

6/6に日経MJより、上期ヒット商品番付が掲載された。

毎年、その時期の流行が感じ取れるので楽しみだ。

 

結果はこんな顔ぶれ。

西
 横綱  稀勢の里  横綱 ニンテンドースイッチ
 大関  ヤマト値上げ  大関 GINZA SIX
 関脇  C-HR(トヨタ)  関脇 タクシー初乗り410円
 小結  藤井聡太 小結 平野美宇
 前頭  騎士団長殺し  前頭  うんこ漢字ドリル
 同  トランプ米大統領  同 美女と野獣
 同  マクドナルド「グラン」シリーズ  同 ポテチショック
 同  リンクルショット メディカルセラム(ポーラ)  同 家事代行
 同  セブン値下げ   同 でか焼鳥(ローソン)
 同  ミラーレス一眼「 OM-D E-M1 Mark II」 (オリンパス)  同 ヘルシオグリエ
 同   けものフレンズ   同 応仁の乱
料理動画  同 DAZN
サントリー天然水 プレミアムモーニングティー レモン  同 無加糖甘酒
豪華寝台列車  同 どこかにマイル
WBC  同 捜査1課ドラマ
スマートキャンパス(コクヨ)  同 キュキュットクリア泡スプレー(花王)
昼ドラ「やすらぎの郷」  同 白石麻衣写真集「パスポート」
ブルゾンちえみ  同 サンシャイン池崎

 

知っているものも、知らないものも。

17年上期の傾向を知るために、エイヤで類型化してみた。

 

王道

稀勢の里、騎士団長殺し、美女と野獣、白石麻衣写真集「パスポート」。

”日本人”の横綱、出せば必ずヒットして外さない村上春樹、アニメ版で大ヒットしていた世界のディズニー作品、ザ・アイドルの写真集と、いわゆる王道ものが評価。

日本人が好きな王道、ある意味ど真ん中。平均点。

無難に生きたい人が望む、真ん中にくるヒト・モノは好まれやすいのだろう。

 

ターゲットや使い方を規定しない

ニンテンドースイッチ、でか焼鳥、キュキュットクリア泡スプレー。

子どもから大人までが遊べ、使い方が多様なゲーム機、男性に買われると思ったら主婦にも刺さったコンビニ焼鳥、スプレーでスポンジでは届かない部分に吹き付けれる洗剤が評価。

この規定しない、しすぎないという傾向はここ最近増えた傾向だと思う。

生活者に使い方をゆだねるというか、企業側が一方通行で伝えきるマーケティングが通用しなくなったためだろう。

 

価格、コスパ、便利

ヤマト値上げ、C-HR、セブン値下げ、スマートキャンパス、タクシー初乗り410円、どこかにマイル。

EC急増で宅配業界の働き方が問題視されサービスを値上げしたヤマト、人気のSUVで手頃でかっこいいトヨタ車、値下げして売り上げが1割上がったセブン、より薄くより軽くして使い勝手よくなったノート、チョイ飲みならぬタクシーのチョイ乗り需要開拓のタクシー料金、ランダム要素を入れた日本航空のマイルが評価。

毎年、価格関連のものは注目される。

価格を下げるというよりもサービスを細分化して安く見せたり、マイルなどの付帯サービスでお得感を出すのはいいことだ。

やみくもに値下げしてしまうと、もとの水準に戻すのは難しくなるので。

 

リッチ

マクドナルド「グラン」シリーズ、豪華寝台列車。

1.7倍の肉厚高級バーガー、数十万~百万円を超える高級チケットにもなる寝台列車が評価。

上記の価格とは逆の高級向け商品やサービス。

二極化しているというか富裕層は増えており、その人たちのニーズがあるため、富裕層向けリッチサービスは今後増えるだろう。

 

新世代、新ニュース待望

GINZA SIX、藤井聡太、平野美宇。

これも毎年出てくる新しい施設や選手。

とくにスポーツ選手は世代交代含め、つぎの新しい目をどの世代も待っている。

 

予定不調和、ギャップ

トランプ米大統領、サントリー天然水 プレミアムモーニングティー レモン。

なんとなくみんなの代表ってこんな感じと想像する像と大きくかけ離れたトップ、見た目と味の差に驚きのある商品が評価。

これって普通はこうだよね、というのがいい意味で裏切られるととても印象深くなる。

好きの反対は無関心なので、何かしら毒があったり、普通じゃないことは興味の対象に入ってくる。

 

テクノロジー、イノベーション

リンクルショット メディカルセラム、OM-D E-M1 Mark II、料理動画、ヘルシオグリエ。

シワを改善するという衝撃的な化粧品、最高毎秒18コマ撮影できる上位カメラ、これまでの静止画から動画へ見せ方を変えた料理、加熱水蒸気で買ったときよりもおいしくなるという驚きの調理家電。

毎年新しい技術が改良され、驚くようなサービスができる。

個人的にはグリエが凄いと思った。

調理家電はレンジもオーブンも誰もが持っており、これ以上の商品はないと思っていたが、新しい切り口で参入し、大ヒットにつながった。

まだまだ、停滞したカテゴリーでも売れるんだなと思い知らされた。

 

時代対応

家事代行、無加糖甘酒。

共働きが増えたことでの家事を依頼できるサービス、糖分が気になる女性向けのお酒が評価。

共働きはいまや片働きよりも多く、ずっと右肩上がりだ。

今後も、共働き向けの商品や時短便利サービスは今後も間違いなく増えるだろう。

 

言われてみれば

ブルゾンちえみ、応仁の乱。

キャリアウーマンの恰好で35億の決めセリフで大人気となった芸人、名前は知っているが内容はしらない乱が評価。

そうそう!みたいな切り口は、ソーシャル時代の共感型マーケティングによくある。

バイラル動画など、シェアされやすいため、必須要素で使われる。

 

スポーツ、コンテンツ

DAZN、WBC、けものフレンズ、やすらぎの郷、捜査1課ドラマ。

スポーツとテレビ物をちょっとまとめてしまったが、この群も毎年でてくるもの。

スポーツはいつでも人気は不変だし、アニメやドラマも複数ある中いくつかがヒットする。

 

あとは、類型化できないが、うんこ漢字ドリルは入口を変えて、小学生の漢字ドリルのとっかかりをもたせたもの。

 

ポテチショックは、無いことによる不安。

ピザポテトショック、カールショックなど、固定ファンのいるお菓子では、なくなることによる買い占め、メルカリなどでの高額売買などに繋がる。

過去、ルーマニアのチョコレート菓子「ROM」でも名称をわざと変えて、再度お菓子の大ヒットにつながりカンヌを受賞したのを思い出した。

いつもあるものが無くなることで不安を感じる、という人間の心理を突いた設計だ。

 

最後のサンシャイン池崎は、他の人からのアシストによるヒット。

斎藤工がガキ使で真似をしてから大ブレイク。

異様に高いテンションと、決め台詞とポーズで小中学生が真似をするなど一気に火がついた。

 

ブルゾンちえみもそうだが、最近の芸人の人気寿命が急激に短くなっているので、大ヒットのあとも維持できるように次のネタをつくっていかないとすぐに飽きられてしまう。

デジタル時代なので、ソーシャルや動画で早急に普及し、過去のコンテンツも消化され、見飽きたという焼畑的な現象が起きるのだ。

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