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This article was written on 15 12月 2016, and is filled under ひとりごと, 事例.

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承認欲求世代の若者

今の若者は、とか発言する時点で、自分が年をとったことを意味するが、イマドキの若者のことを『承認欲求が強い』と皆口を揃えて言う。

上司や先輩、後輩含めて、ここまで意見が一致するのは珍しい。

恐らく、今年の16年入社組、平成5年生まれの世代と、それ以前の世代で明確に違うナニかがあるのだと思う。

80年代は、高度経済成長と二度のオイルショックを経て、経済の安定をむかえたことで、生活の豊かさが当たり前になった時代。

いい車に乗る、いい服を着る、といったいい商品を手に入れ、他人とどう異なるかという、優越欲求に自分らしさを求めた。

人よりも優越感を持つことが、大きな価値観軸になっていた。

そして90年代。

優越欲求から承認欲求に価値観がシフトした時代。

自分らしさをモノではなくコトで手に入れていく。

人から褒められる、評価されることに価値を感じ、そこにモチベーションを感じて行動する。

なぜ彼らは承認欲求が強いのか。

恐らく2つの要因があるのではないか。

1つは、ソーシャルメディア。

自分の行動、人の行動がソーシャルメディアを通じて可視化されるようになった。

これによって日本中、世界中の人と相対評価されることが進んだことだ。

友人が海外に行った、話題になっている商品をいち早く手に入れた、恋人と休日を過ごした、などなど。

それに比べて自分はどうなのか、と簡単に人と比較できるようになった。

他の人と自分の差が明確に見えるようになった。

相対評価が進むと、自分がどの位置にいるのか、人よりも優れているかを測る尺度に、いいね!やシェア、コメントといった承認度合いを気にするようになる。

人からの評価が、自分の今のポジションを測ることに繋がる。

これによって承認欲求がこれまでの世代よりも強くなっていると思われる。

また、もう1つが、横並び教育からのストレスだ。

ゆとり教育を経験し、競い合うことよりも、人と同じことが良しとされてきた世代。

いい意味で空気を読む。

悪い意味で個性がない。

みんなと一緒。

デジタルで簡単に正解が手に入る世代でもあり、正解を簡単に手に入れ、外さないように、そこにボールを置きにいく。

あえて平均点を狙っていくのだ。

ひな壇芸人的な横並びの立ち位置を良しとしてきたことで、自分のアイデンティティを求めたくなる。

他の人とは違う何かを手に入れたい。

でも、明確に差が出ることを前面に出したくない。

明確すぎるとそれは空気を読んでいないことになる。

この狭間で、平均をとりつつ、自分らしさ、ちょっとした個性を混ぜていく。

その出過ぎない個性を見て欲しいし、理解して欲しい。

この横並びからのストレスから、アイデンティティを求め、そのアイデンティティ確立の確認のために、自分の評価の手段として承認欲求が高まっているのではないか。

これが、15年入社組と16年入社組の違いがどうしてここまでハッキリでるのかは、正直わからない。

ただ、こういった差はじわじわきつつも、何処かのキャズムを超えた瞬間一気に流れ込むことがあり、それがこの世代だったのかもしれない。

褒められることがモチベーションになる世代。

ある意味わかりやすいのかも。

若い世代と会話が合う合わないという悩みも出てくるが、そもそもの価値観が異なることも理解しないといけないな。

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