結構、前に購入したクリス・アンダーソンのMAKERSを読み終えた。
読もう、読もうと思いつつ、新しい書籍を買っていたらつい後回しになっていた。
流石ロングテールやフリーのベストセラー作家、しっかり調査されていて面白かった。
NHK出版
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3Dプリンターに対応したスキャナの開発も進んでいる。
スキャンしたデータを取り込み、印刷を行うだけ。
通常の2Dプリンターは昔から開発が進み、家庭に普及していたので3Dプリンターへの応用もしやすいのだろう。
今では、価格もぐっと落ちてきて、材料の幅も広がった。
Amazonでは、3Dプリンタストアがオープンして、本体や材料がネットで購入出来る。
少し前まではだいぶ高いイメージがあったが、16-7万円で購入出来るようになっている。
趣味がプラモデルやフィギュア作りなら、自分でオリジナルの玩具がこの価格で作れるため魅力的だろう。
フィギュア作りにはアクリル、機械の部品に使われる固い粉末造形、ウッドライクな材料、柔らかかったり、ガラスのような光沢のある材料…など作りたい物に合わせて材料が増えているのも楽しい。
3Dモデルデータを送ると、3Dプリンターで制作した造形物を送付してくれるDMM 3Dプリントのようなサービスもある。
確かに、安くなったとはいえ、まだプリンターは高いし、これからもっと価格が落ちてくる事を考えると制作の部分を外注するのもありだな。
最近では、材料に食べ物を利用したものも増えている。
記念日用のオリジナルチョコレートを作るサービスや
(こちらは、あまり立体的ではないが、手書き感のあるチョコレート造形)
自分の顔を立体的にチョコレートで作ったもの、
グミなどもある。
ここまでくると本当に食べれるのか、食べて問題ないか心配になるが。
この3Dプリンターを使った食べ物の研究はNASAを始めとして進んでいるようだ。
宇宙で材料のみあれば、オリジナルの食べ物が作れるので場所や手間が省けるためだ。
運動をする人には、必要な栄養素を入れたり、アレルギーがある人にはそれに代替する栄養素をいれるなど。
モノが大多数向けからパーソナルにカスタムされる世の中、食べ物もパーソナルな存在になるのだろうか。
MAKERSを読んで夢が膨らんだ。