日系トレンディの2013年ヒット予想ランキングで
2位を取得している「抗ロコモ ギア&フード」。
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは、
加齢によって骨や筋肉、関節といった運動器の働きが衰え、
介護が必要になる、または要介護の危険性が高いことを指す。
メタボ予備軍の2倍以上の約4,700万人がロコモ、及びロコモ予備軍。
厚生労働省が2013年4月から始まる健康日本21で
ロコモの認知度を17%から80%に引き上げることを目標としている。
30-40代から抗ロコモを意識していくことが大切。
抗ロコモにより、一般食品、医薬品、健康食品、運動サポート用品、フィットネスといった周辺領域が活性化すると思われる。
抗ロコモ商品として期待されているのが、フィットネスギア。
家事や買い物、通勤といった日常を気軽で楽しい運動に変えるもの。
なかでも、2012年に米国で発売され大ヒットしたNIKE+FuelBandは注目を浴びている。
広告業界でもカンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルでTITANIUM&INTEGRATED部門のグランプリを受賞しているため未発売の日本でも知られていると思う。
NIKE+FuelBandは、腕輪型の活動量計。
内蔵の3軸加速度センサーによって、カロリーや歩数、NIKE独自のアルゴリズムで数値化された活動量が表示される。
iPhoneやPCと連携し、友人と活動量を共有したり競うことができる。
Androidにも対応予定。
iPhoneとは、Bluetooth経由で接続を行う。
過去の実績をアプリで確認ができ、自分のデータをSNSに投稿が可能。
ゲーム感覚で運動を楽しませる仕組みがNIKE+FuelBandにはある。
設定した目標に近づくにつれて、本体のLEDライトが赤色から緑色に変化する。
目標を達成させようと、ゲーム感覚で続けることができる。
SNSと繋がることで、家族や友人と一緒に運動ができるため
モチベーションアップにも繋がり、孤独に運動をすることもなくなる。
Panasonicも2012年10月に、活動量計 デイカロリ EW-NK63を発売している。
Androidスマホに対応している。
最大10人まで登録できる友達リンク機能やカロリー検索レシピなどが確認できるアプリを提供している。
30-40代だけでなく、運動不足の20代若年層もフィットネスギアによって、運動する人が増えそう。
各社のフィットネスギア、またアプリケーションやWEBサービスも合わせて様々なものが出てくると思われる。
まずは、NIKE+FuelBandが日本国内でも販売されることを期待しよう。
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