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ゴルフ週刊誌のFacebookが日本一になった理由

「ゴルフ週刊誌のFacebookが日本一になった理由」を読み終わる

文字が大きいので読みやすかった。

週刊パーゴルフというゴルフ専門の週刊誌がFacebookを始め、
最初、会社の社員20人のいいね!から約270万人のいいね!まで
伸ばした成功秘話を書いた書籍。

ちょっと前まで
Facebookページでいいね!数が多い企業と行ったらアパレルのsatisfaction guaranteedだったが気付いたら週刊パーゴルフはこんなにも大きなページまで成長していたのだな。

Golfというスポーツが世界で愛されているスポーツであり、FacebookページでGolfといったらこのページというものが
まだなかったのも大きかったのでは。

また、この企業がうまかったのは
海外でもいいね!数を増やすように日本語と英語を併記して
記事を投稿していたところにある。

週刊誌の強みである、沢山の奇麗な写真も
いいね!を押しやすいコンテンツとして役立っている。

こうやってランキングをみると
ユニクロなど大手企業をおさえて上位にたっているのは凄い。

書籍の中にも、いいね!を押さえる工夫
シェアをさせる工夫も掲載されておりとても勉強になる。

プロゴルフ選手権で日本人が優勝した際は
海外のファンの気分を害さないように
公開範囲を日本のみに限定させるなど細かい運用も行っている。

このFacebookページがきっかけでアジアでの連携が加速。

マレーシア政府、シンガポールのゴルフメディア、
タイのゴルフショップ、ミャンマーのディストリビューター、
などなど、各国と連携してビジネスが広がっているのも興味深い。

書籍の中に
アメリカのVitrue社の試算では、ファン一人の年間の価値は
3.6ドルとされており、パーゴルフに当てはめると約5億円になると
記載がある。

ここまで大きくなると
「本当にパーゴルフに有益なユーザーは何人いるのか」とか
「どうせ海外のユーザーばかりだろう」など

一人のいいね!の価値を疑う声はあるだろうが
それでもここまでいいね!を集めるということは容易にはできないし

これだけのユーザーを抱えていれば
圧倒的な数のマーケティングデータを取得することにもなり
サービス開発、商品開発、企業の成長に繋げることもできるようになる。

とても参考になる書籍だった。

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Profile

 

千田 智治
Tomoharu Senda

 

広告会社 勤務
ストプラ・デジタル

 

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